【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド／いさな（ADITION）

■僕自身も過去の未熟さから成長し、自分と彼らの未来を見据えています

―ふだん専属アシスタントに対して言っていることはありますか？

いさな「外の現場とか、美容師さんと会うときに連れていったりするんですけど、そういう人のいろんな考え方を聞くだけで終わらないでほしいと言っています。自分だったらこうする、私だったらこうするという自我も養っておけよっていうことは言っています」

―サロンワークでは？　マインド的なこととか。

いさな「下手でもいいし、技術ができなくてもいい、愛嬌です。コミュニケーション能力と、愛嬌です。アシスタントってなんて最初はなにもできないです。でも笑顔でいる方が……笑顔なんて今からでもできるじゃないですか？　おはようございますという挨拶だって今からできるじゃないですか。今からできることは常にしろ。普通のことを、とかは言いますね」

―自分はどんなふうにひっぱっていく、あるいはどんな背中を見せていきたいと思っていますか？

いさな「今、お客様を何人担当するとか、数字とか、どういうデザインを作っているかとか、どういうことを発信しているとか、いろんな指標がある時代だと思うんですが、なんか越えた気分にならないように。謙虚で、心から尊敬されるような存在になりたいっていうことですかね」

―越えた気分？

いさな「僕で言うと今は大石代表よりも売上はありますが、越えたなんて一回も思ったことないです。なにが越えてないのか自分でも分からないけど、絶対に越えていない。このモヤモヤがいい、めちゃ気持ち良いです」

―自分のビジョンを話すことがありますか？

いさな「あります。出店です。大石さんにも話はしています。いずれはっていう感じで」

―これからもこのスタイルっていうのは継続して続けていく感じですか？

いさな「そうですね。継続するところは継続して……修正するところは修正して。例えば去年の2人が辞めて、気づいたことっていっぱいありますね。やっぱり」

―例えばどういうことですか？

いさな「こうしてあげたらよかったとか。後悔しちゃった自分が嫌だ。でも後悔させるようなことをしていた、それは自分の未熟さだと思うので、その未熟さを改善したし。改善したら、今いいなって思う感じになってきたんですけど、またなにかは絶対起こると思うので、それが起きた時にまた成長するかな、と思っています。去年までは、周りが全然見えてなかったですね。俺について来い、でした。でもそれじゃだめだっていう」

―そんなことがありましたか……アシスタントが巣立つイメージも含んでいるんですか？

いさな「去年だったら「いや、まだでしょ」みたいな話なんですけど、今は寄り添う感じになりましたね。なるべく寄り添ってあげたい。でもここが足りないよねっていうのを提示した上で「いけるの？」って最終確認して、それでもいけますって言ったら、それは覚悟だと思うので、そうなったら応援してあげたい」

―そのままいっしょにいることもあり？

いさな「もちろんありです。なんなら連れて行きます」

―メンタルサポートは……いつも一緒に居るからなんか伝わってきますか？

いさな「2人が悩んでるなことを聞くより、自分の悩みを聞いてもらうようにしています。僕から話すと話しやすいじゃないですか？　自分が嬉しい話もするようにしてます。自分のプライベートも自分から話すようにするし、なんでも自分からすることが大事」

―いさなさん自身もまだまだ成長していくと思ってますよね？　もっともっと。

いさな「まあそれは同時進行でいけますよ。僕、飲み会とかも本当に行かないので。友達とも遊ばないです。そんなヒマないです（笑）」

―来年もありそうですか、専属アシスタント募集。

いさな「今のところ考えてないですが……まあでも一人ぐらいかな採っても」

いさな＞＞＞＠__07hria