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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/いさな(ADITION)

■自分のフェーズに合わせたアシスタントと仕事をしていきたい

―その今年の4月に入社したアシスタントの募集はいつしていたんですか? 
いさな「募集は去年一年間通してやっていました。締め切りは2月くらいにして。応募は72名くらい来ました」
―すごいですね。そこから何を基準に選んだんですか?
いさな「僕は欲しい人材は毎年変わるので。その時の自分のフェーズに合わせたアシスタントを採用するようにしています」
―というと……?
いさな「まず自分の人生設計があって、今年やることと来年やることって自分の中ではちょっと変えていきたいなと思っているんです。去年CHOKiCHOKiのインタビューで話した内容って、その時はそうだったけど、今年は違うよねという。もちろん今も軸はあるんですが、今年はこう、来年はこうだよ、再来年はもっとこうだよねというふうに考えているので。だから去年ついていたアシスタントが、今年の僕についてくれるかといったらまた別の話になってくるんです」
―え! そうなんですね……。
いさな「でも、それは今年のアシスタントを来年も求めてないかといったらそうじゃないんです。一言でくくるなら、柔軟性がある方がいいんです。何でも対応できるような子がいいので。だから今年は僕がやっていることを見てもらって、来年はこうだよっていうのを今年中に提示しながらやって。来年は全く違うことを僕がやりだしても、そのアシスタントたちが対応できるというのを目指しているんですよね」
―かなり特異なかたちですが、どういう選考だったんですか?
いさな「まずはDMで。僕が用意した履歴書のようなプロフィール、自分の写真、ファッションがわかる全身写真、自分の世界観がわかるような作品、そういうのを期限内に送ってもらって。そこから20人ぐらいに絞りました。二次審査で大石代表といっしょに面接しました。でも代表は「いさながいいよって言ったら決めていいよ」って言ってくれて。ホント頭が上がらないですよ」
―面接でのチェックポイントはどんなところでしたか?
いさな「一番印象に残っている自分の質問は、「あなたは何色ですか?」という質問でした。みんな、けっこう「?」になったんですよ。僕の中では自分は黒だと思っていて。黒って、赤入れようが青いれようが変わらないじゃないですか、黒いままで。自分はそう表現しているので。ほかの美容師に何を言われようが、他人の意見はゴミっていう座右の銘があるので(笑)。だから自分の色というのを聞きましたね」

―いさな式判断法ですね。
いさな「白とかだったら、この子は何にもでも対応できるんだとか。グレーだったら自分の自我はあるけど、なんか言われた時には対応できるんだ、みたいな。紫と言われたら理由を聞きます。それだけでなんか自分的には分かります」
―面接は1回だけですか?
いさな「それ以降に、ちょっとやりとりしてみたいな感じですね。聞きそびれたこととか、あらためて聞いて決めた感じです」
―学校での経験や何ができるかも聞くんですか?
いさな「どっちでもいいです。美容学校の時に何をしていたかとかはどうでもいいです。コンテストに出たとか、けっこうどうでもいいんです」

―それはなぜ?
いさな「なんか一目でわかるんですよね。会った瞬間、わかりません? こいつなんか違うな、と。技術とか売上とか人間性とかはいったん置いといて、パッて会った時になんか分かりません?」
―どうかなあ……(笑)
いさな「マジですか?(笑)なんか違うなって。スピリチュアル的な感じじゃなくて、シンプルに街で歩いててカッコいいなって思う人ってなんか違うんですよ。かわいいなと思う人ってなんか違うんですよ。別に美人じゃないけど、歩いてる立ち姿とか、髪のなびかせ方から違う人って違うんですよ、絶対。そこを見ていますね」

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