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ハートに火をつけて【すでに一つのファッションカテゴリー『彼岸』のストーリーを追った/後編】

■【彼岸の店頭】

―絶対勢いだけじゃないですよね?
大崎「うん、まあまあ緻密なことはやってますけど。でも今のお店のやっぱり一番でかいのは、オンラインはほぼやってなくて店頭がメインであることです」

CHOKiCHOKi WEBより(model/玉田龍登 @kubinaga_zaurus)

―ふむふむ。
大崎「スタッフのモチベーションがとんでもなく高くて。ファッション感度もすごい高いですし、僕たちが言うとこないぐらい、認めるぐらいおしゃれ。それにスタッフの教育とかもすごいしっかりやってますし。 最初入ってきたスタッフには、接客のことだったりを毎日話して。スタッフのクオリティが高いんです」
―スタッフは、今何人ですか。
大崎「スタッフが5人います」

―特にその人たちに求めることはあるんですか?こういう風になってほしいみたいな。
大崎「一番はやっぱおしゃれでやってくれたら。元々ウチに入ってもいけるという、間違いない子、自信がある子を、僕たちから来ないかって誘ってる感じなんで」
―お2人が今ツートップっていう感じで。
りいち「はい、そうです」
―他に外部的に支えてくれてる人たちとかもいるんですか?
りいち「最初から二人で」
大崎「特に他を真似したりがなくて、自分たちが思うようにやっているのはやっぱり大きいかなと思います」
―オンラインより店頭に力をいれているのはなぜですか?
大崎「やっぱり店頭の力はでかいと思っています。店頭に来てもらえたら、僕たちの力で見せられるので。引き込めるので。やはりちゃんと店頭でその服の良さを言葉で伝えて、接客して、買ってもらったりとか」
―なるほど。
大崎「県外のお客さんにはオンラインで買っていただいていていますが、でも接客はきちんとしてますよ。DMでスタイリングの提案をしたりとか、ちゃんと会話して。オンラインの声でも、スタッフの人とこうやって話して買わせてもらえるのが嬉しいとかいただいたりして、何度も買っていただいたりとかしています」
―成功のポイントって感覚ですか、理論ですか?どっちが勝ってると思います?
大崎「両方だと思いますよ。感覚的なもの、賢さ的なものと半々ぐらいじゃないですか。仕入れとかに関しても、やっぱデータで見たりとかするのはあんまり良くないかな。今の自分たちの感覚で、今これがいいんじゃないかみたいな、結構感覚的なもので」

―今までの自分の歴史の中で、どの時代が一番今に生きてると思いますか?
大崎「やっぱ東京出てきてからです」
りいち「僕もそうですね。本当に人生第2章みたいに思っています。人間的にすごく成長できたと思います、こっちに来てから」

大崎「僕も今までやってきたあの仕事が力になったというより、普通に生きてきて、人に会ってきたこの人生がそのまま活きていると思っているので。仕事やってるときも、ただ仕事やるんじゃなくて、いろんな見方で、その人とかその場所とか、全てのものをちゃんと見通して働いていたから」
―この流れだと、これから何するかわかんないですよね?
大崎「わかんないですね。ま、でも彼岸がまだ全然これからなので、まだまだこの彼岸の力をどんどん高めていって、 まだまだ彼岸1本でやっていきます。来年お店を出そうと思ってるんですけど、もう1つ県外に」

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