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OCEAN TOKYO Osaka代表 出井直助さんPART1「Osaka絶好調の立役者、出井直助とは?」

『M’s Column 三浦編集長が時の人に聞きます!』

2018年4月30日、大阪にOCEAN TOKYOが開店した。それは待ちに待ったオープンで、大きなニュースになった。成功するのか??と注目をあびる中、果たして多くの男子が訪れ、まさにロケットなみのスタートダッシュに成功した。その大阪店を預かるのが出井さん。さてさてどんな人物なのか?

編集長(以下/み):大阪店をイデイがやるとはねー! 開店はいつぐらいに決まったの?

出井(以下/出):もともとOCEANができた時に、代表3人に全国を幸せにしたい、一人でも多くの人を幸せにしたいという考えがあったので、全国展開の構想はオープン当初からあったんです。次が大阪というのは、ビッグシティだし、あるんだろうなと僕も思っていました。

み:じゃあ出井くんが店長をやることになったのはどういう経緯で?

出:立候補です。自分で言いました。

み:どうして?

出:うちは全国からお客様が来ていただいていますけど、僕は大阪とか関西の方がめちゃくちゃ多かったんですよ。その子たちに「大阪とか関西とか作らないんですか?」って言われていて、「そのうちできるかもね」なんて話してたけど、最初は僕自身は行く気は無かったんですよ。ただ、そう言い続けることによって、なんか「俺が言ってることって無責任なんじゃないか?」と思うようになってきて。誰かが行くでしょ、誰かにこのお客様を任せるみたいな感じが、だんだん嫌になってきていました。僕自身もスタイリストから副店長、店長と成長していく中で「お客様は時間もお金もかけて来てくれるのに、僕は受け身のままってダサいなあ」と思って。で、自分が行こうと思いました。

それと、いつまでも代表たちにおんぶに抱っこのままじゃダメだろ、挑戦したいなっていう気持ちもあって。

み:大阪という街にはどんなイメージがありました?

出:関西からたくさんお客様が来ていたという事実があったので、ひょっとしたら行きたいサロンがないのかな、と思ってました。だから東京まで来てくれるのかな、と。

み:そして4月にオープンしたわけですが、どうなんですか、調子は? 

出:正直、だいぶ絶好調です。わかりやすく言ったら、僕は渋谷とか本店で店長やったんですが、その時の予約の埋まり方が10日後とか2週間後くらいまでだったんです。それが、いまは約2ヶ月先まで埋まるようになりました。

み:すげっ!

出:僕だけじゃなくて、森田、青野というスタイリストも予約が埋まるのは早いです。OCEANの店舗の中でも一番早いと思います。

み:お客様はやはり関西中心なの?

出:そうなんですけど、結構遠くからもいらっしゃっていただいています。四国とか、今だに東京から来ていただける方もいます。

み:お!それは嬉しい!

出:嬉しいです! その嬉しい誤算というか、気がついたことがあって、東京にいた時も全国から来ていただいていましたが、「拠点の位置がずれただけなんだ」ってことです。東京にいた時には東京周辺と全国からお客様に来ていただけて、それが大阪に来ると大阪周辺と全国からになった。結局、本拠地がずれただけ。大阪にできたから少しは関西の方を喜ばせることができたとは思いますが、まだ全国を喜ばせていない、全然ダメだっていうとがわかりました。だから、まだまだもっと店舗を増やさなきゃと思います。

み:客観的に見て、OCEAN TOKYO Osakaが成功した理由は、なんだと分析していますか? まずここの場所ってどうなの? 繁華街。

出:ウチは立地的に原宿店以外、いいわけではないと思うんですよ。これは代表の中村も言ってたんですが、わざとそんないい場所に作ってないと。ちゃんとやることをやっていれば大丈夫だからと。だから場所は気にしてなかったです。

み:そうなんだ。

出:成功の要因は、一番はメンバーだと思います。ウチは。

み:メンバー?

出:今美容師のスタッフが9人とレセプションが1人なんですけど、メンバーがほとんど関西出身なんです。こっちに来たいというスタッフだけ東京から一緒に来て、あとは中途で採用したんですが、やっぱり地元が好きとか、大阪のこと知っている人間がいれば、何かあってもなんとか解決しようとするだろう。自分が生まれた場所だし、家族もいるし、絶対大事にしたいと思うだろうなと。地元愛の強さですね。それが一番じゃないかなと思います。

よく中村は「やらせるんじゃなくて、やりたくさせるんだ」っていうんですけど、やらされてたら……例えば僕に無理やり東京から連れてこられたりしていたら、やっぱ嫌な感情があると思うんです。そうじゃなくて地元愛がある人とやれば、絶対成功するし、いずれ関西に他の店舗を出すことになった時に自信を持って任せられると思うんですよ。そういう意味でも一番の要因はメンバーだと思います。大阪でのOCEANを絶対成功させるんだという。だから彼らにもある程度自由にやらせました。

み:デザインとかスタイル的には?

出:それには自信を持っていました。東京でやっていたことを、大阪流とか関西流とかを考えずに、自分が信じていたカッコいいと思うものをそのまま持ってきて、より進化できたらいいなと思っていました。何かをアレンジしようとかより、もっと上手くなろうとかしか考えてなかったです。

み:オープンして、予想通りだったこと、逆に予想外だったことはありますか?

出:予想外だったことからいうと、お客様にどんなこと言われるんだろうとかちょっと不安に思ってたのが、実際は東京のお客様と何も変わらなかったです。結局東京に来てた人も、カッコよくなりたいとか、自信がなくて一歩を踏み出せないから背中を押して欲しいとか、悩めるカッコよくなりたいメンズが押し寄せてきていたんですが、それを「ホンマにカッコよくしてください」って関西弁でいう違いだけです。持っているマインドは変わらない。それともう一つ、お客様が大阪ばかりかと思ったら、東京・神奈川までいることが予想外でしたね。だからこそもっといっぱい店舗を作らなきゃなあと思うんです。まああとは本当に嬉しいことですが、ここまで予約がいっぱい入るとは思っていなかったです。

み:予想通りなことは?

出:大阪出店はいける、っていう自信はあったんです。ちょっと生意気なんですが、予想よりいけるな。もっといけるかもって思ってます。だから予想通りはないですね。あるとしたら、ちゃんとやっていれば場所は関係ないんだなやっぱり、という点ですね。

み:大阪に来て時間が経って、個人的に変わったなと思うことはある?

出:それはいっぱいありますね。プライベートなことでいうと、大阪に来てめっちゃ声をかけられるようになりましたね。なんか、予想外(笑)嬉しいなと。そのぶん気を引き締めなきゃです、何を言われるかわかりませんし。

以前は目標は関西を盛り上げようとか、大阪に出してOCEANを発展させよう位だったんですが、それが大阪にひとつあるだけじゃダメだなって、最低でもこの辺りに5店舗は作りたいなって思うようになりました。その理由はお客様たちの需要があるのに答えられてないから、いっぱい作るべきというのがありますし、関西が好きで関西出身のスタッフが店長になったりとか、この場所で輝けるステージを作んなきゃダメだなということを強く思うようになりました。それが今一番やりたいと思っています。前はどっちかというとお客様のために大阪に来ましたけど、今はお客様とスタッフの新しいステージのために関西にいたいと思います。これまでは代表たちにおんぶに抱っこだったのが、こっちはトップが僕しかいないので、ちょっと親父っぽくなったかもです(笑)とりあえず満足してないですね。そういうことが前よりもわがまま、よく言えば向上心、もっとやりたいなとか、もっと挑戦したいなとすごい思います。夢が増えすぎちゃって大変です。

み:スタッフのみなさんの変化はどうですか?

出:ウチのアシスタントのキャリア、最長で2年目なんです。他の店舗だと4年目とかいるんですが。でも今、東京の4年目と比べてもそんなに遜色ないんじゃないかなと思います。そのくらい成長しています。火事場の馬鹿力じゃないですけど……いろんな悩みとか葛藤はあると思うんです、上の人が少ないとか、心細いとか相談しにくいとか、教えてもらいたいけど機会が少ないとか。その中でも場数踏んで、上手くなってきてるんで頼もしいです。厳しいことも言いますけど、若いけど責任感あるし、スーパーなアシスタントになれるんじゃないかなと期待感はあります。しっかりしてきてますよ。

<そんな出井さんは、いったいどんな美容キャリアを歩んできたのか。歩いてきた道はとてつもなく険しかったみたいですよ。どんな道だったかのはPART2で!>

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