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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/LIM

■LIMならではの『TTPC』というキーワード

―デビューまではどのくらいですか?
「3年を予定しています、このコロナで勤務体系を変えたので、今カリキュラムに修正をかけていて、3年でデビューできるようにしたいと進行中です。それに時代に合わせた進化もありますし。ブリーチが流行すればブリーチが重視されるし、変わっていっているんですよね、ここ数年でも」
―それも柔軟性の表れですか。
「そうです。変わらないものもあるけど、変わっていくものの方が多いですね。先に述べた変わり続けるというのはそういうことです。昔だったらもっとガチガチに固めていたけど、今はテストを受けた時点で100点じゃなくていいよねみたいな、デビューの時にここを理解してくれていたらいいよねという合格基準にしていたりとか」

左から担当/キムラリョウさん(CODE+LIM)、AYUMUさん(CODE+LIM)<CHOKiCHOKi2023Winterより>

―みなさんバラバラだというお話でしたが、デビューしてやりたい方向へ進んでいくんですよね? それはどこで学ぶんですか?
「デビューが近づくにつれて、あなたはどんな美容師になりたいのか? を話していきます。昔は、「俺スタイリストになった、よっしゃどうやってやったろ」と言われなくても自分でカスタムしていったのが、今の子はおしえていってあげないといかんなと思っています」
―宗さんから見て、売れるきっかけはどんなことですか?
「常に自分と戦っている子は伸びましたね。人に言われてやるとか、素直じゃないとかはダメで、自分を変えないと伸びないですね。アドバイスはしていくじゃないですか、みんなに。それを素直に自分流に落とし込んでやる子は伸びますよね、だけど自分はこうだとか自分を変えない人はちょっと厳しい……美容技術以外でもそうだろうと思うんですが、同じ教育をしても伸びる子、伸びない子はいますよね。それは自分とどう向き合うかなんですよ」
―確かに、我々の業界も同じです……。
「僕らには『TTPC』という言葉があるんですが。うちの創業者の西村がよく言っていたんですが、TTPは「徹底的にパクる」という意味。そして、Cは「カスタマイズ」です。このCがとても大事で」
―我々編集者のメソッドでも、パクることは重要というのがあります。
「もう一つ大事なのが、ほんとうに徹底的にパクったかってことなんです。表面だけかじってパクったつもりになってないか。ウチは、そういうマインドに対する問いかけがめっちゃ多いんです。どういう人になりたい? その考え方どうなの?とか。あんまり技術じゃないです、ウチ(笑)」
―そのようですね(笑)
「東京で一番売上を上げているCODEの店長の村瀬は、ブラックヘアとか好きで、デビューしたときからこういうのをやりたいと積み重ねてきたんですよ。そうしたら時代が来てバコーンと跳ねたんです。表面的にみたら時代が来てバズっただけでしょって見えますが、それまでにコツコツあきらめず自分を信じて続けてきたことが花咲いたということなんですよね。自分を信じて。どこまで自分にプレッシャーかけられるか、どんな自分になりたいか、そういうのが強い人が売れるんです。今売れている人は、みんなそうでした」
―脱落していく人はいますか?
「もちろんいます。でもウチを辞める子は、美容師をやめています。アシスタントの子とか」
―止めたりするんですか?
「止めないです。でも最近何回か止めることもありましたね……止める場合は、その先にその子の幸せが見られなかったケースですね。理由を言われた時に、それはただ逃げているだけで、逃げても未来がなさそうだから、それだったらまだウチでがんばってみたら? とか。それで残っている子とかもいますよ、がんばっています。家庭の事情とかはしかたないですが、一瞬でも関わった人間なので、幸せになって欲しいですよね」

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