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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/ROVER

■アシスタント時代にお客様をもらう練習をして三年で必ずデビューさせる

―入社したらまずどうなるんでしょうか?
小林「先ほども言いましたが、ウチは三年経ったら必ずデビューさせます。ほかのサロンでは、テストをやって上手い人が次に進んでダメな人は落とすというやり方をしていると思うんですが、やはりせっかく入ったんだから、スタイリストで一人前になって長く働いてもらいたい、その子が絶対スタイリストに上がれる状態を作りたいという考えがあるんです」

荒田悠里さん(住田美容専門学校)@y____0o0o

―それはその人の成長度が目安じゃないってことですか?
小林「そうです。早くデビューしてスタイリストが増えるとお店のキャパがおいつかないという事情と、スタイリストには最大限まで売り上げてもらいたいから、アシスタントの人数を確保しておきたいというのが理由です。三年間はみんな同じ思いをしてアシスタントやりましょう、その代わりスタイリストになったらそうしたアシスタントがついて支えてくれるから、それで自分の給料があげられるという構造にしています。これはウチのスタッフ全員が理解しているはずです」
―そうなんですね。デビューまでのカリキュラムでは何を学ぶんですか?
小林「週に一回、カラー、パーマ、カットのシンプルなものです。ウイッグやって、人頭をやって」

田代佳音さん(大村美容ファッション専門学校)@nicchobi

―必ず三年間でデビューして大丈夫なんですか? まだレベルが達してないとかは?
小林「そうしたら、もちろん補習です。もう一回、ここまでにこれやっとこうとか、ランダムにやっています。このままではまずいとなったら、その都度」
―ほかにカリキュラムの特徴はありますか?
小林「技術はもちろん教えるんですけど、実は一番練習してほしいのが、まず自分のお客様をつけることです。お金をもらう練習。それを一番最初にやってもらいたいと思っています」
―一年目でも?
小林「そうです。何の技術も持っていなくても、例えばカラーやトリートメントなどひとつの武器しかなかったとしても、それでお金をいただく練習をしてもらいたいんです。もちろん正規料金ではありませんが、最初は技術がなくても、喋りとか接客とか、自分ができるサービスでなんとかしてお客様になってもらうと」
―それはなにがいいんですか?
小林「そうして練習モデルの経験をたくさん積んでおくと、三年経ってスタイリストになった時には、そのまま顧客になっているということです。スタイリストまで三年間だとかかりすぎだと思うかもしれませんが、デビューしたけど顧客がいません、なんてことがない。また施術料金は本人達がもらえるようにしているので、それがモチベーションになってもいます」
―それはみんなうまくいっていますか?
小林「はい。人によって違いますけど、自分の給料を下支えできないような人はいないです。だからデビュー後に売上100万円を超える人はゴロゴロいます」
―そうなんですねえ……。
小林「もし三年間でも下手な子がいたらどうするの? って、他の美容師さんからも言われたこともありましたが、でも考え方が逆だと思うんですよ。上手くてデビューしてもお客様がいないんじゃどうしようもない。技術って人によって考え方が全然違うので、どれが正解かわからないですが、お客様がいる状態というのはちゃんと作ってあげられます」
―それは将来的に見て、その子のためにはなっているんですか?
小林「実は最初は僕も心配していたんですが、大丈夫なんですよ。何を基準に測るかによると思うんですが、やっぱり売上で測ったとしたら、数字ではっきりわかる。技術の上手い下手は主観にすぎず、見えない部分ですから」
―その子も不安になったりしないんですか?
小林「逆なんですよ。数をたくさんこなしているから、不安じゃないんです。ずっと何も武器持ってないところからはじめているから、自分の中で勝利の方程式をちゃんと作るようになるんです」
―自分のレベルが数字で表れて、自信につながるのかもしれませんね。
小林「そういうことかもしれないです。すごいアシスタントなんて、給料以外に20万円とか稼いでいますから。例えば施術料金50%からはじめて、じょじょに料金が上がると、安いからと来ていたお客様が来なくなります。それで残ったお客様はスタイリストになったときにも来てくれる。そこまで残るお客様を作れという言い方をしています」

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