【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/hair salon Gallica
■自分の目標を達成するために会社があり、美容師がある
―これだけスタッフへの待遇が充実していると、どこにやりがいを見つけるものだと思いますか?
中村「やりがいはそれぞれって感じですね。普通にお客様がついてくれたら嬉しいじゃないですか。やりがいはそれぞれちゃんとあって……というか、どっちかというとやりがいがないことを消しているかもしれないです、僕は。お客様が来ないのは苦しいし、売り上げが少なくて後輩にどんどん抜かれちゃうのも苦しいですが、入客も平等にできるので。比較的ある程度売り上げがある状態でやっているので、そういった意味では苦しさが少ないかもしれないですね」
表参道2nd店(2023年〜)渋谷店(2022年〜)
―やりがいがないことを消す、か。
中村「やりがいに関しては本当それぞれ。プライベートを充実させてやりがいを求める子もいれば、仕事でたくさんお客様をやる子もいるし、独立を目標にしてくれる子もいます。そういった意味ではいろんなやりがいがあるんだなと思います」
―ここまでいろんなことが高いレベルで整備されていると、燃焼できるポイントってどこなんだろうなと。
中村「そこは自主性に任せています。みんなに自分がどういう風になりたいのか、夢とか目標とか書いてもらう未来設計シートを用意しています。そこを目指してほしいなと」
横浜店(2022年〜)蔵前店(2023年〜)L’ami店(2023年〜)
―各自で?
中村「結局、美容師としていろんなものを犠牲にして走ってきて、これで自分はよかったのかなって思ってほしくないなと……周りからは成功して見えるけど、実は成功してない人ってたくさんいるんだなとか、いろいろ思うことがあって。だから自分の中で成功を見つけて、それを育てていってほしい。そこにこだわりを持って、やりがいを持ってやってほしいと思っているんです」
―そういうことか……。
中村「美容師を選んでくれたんだったら、美容師としてそれを達成してほしい……言い方を変えると、自分として幸せになる、目標を達成するために美容師があるみたいな感じの考え方かもしれないですね」
―なるほど。その未来設計シートは毎月書くんですか?
中村「年に一回だけ一年間の目標にすることを時間を作って書いたりしています。それは僕は読まずに、それぞれその子の中にとどめておいてもらっています」
―どうしてですか?
中村「これはもうほんとに、その子に自分で幸せになってほしいという気持ちで。その子たちに幸せになってほしいから、会社があるみたいな感じに思っています。会社があるから努力してくれるんじゃなくて、みんなが幸せになるために会社があって、会社の考え方はこういう感じで、幸せを提供しますみたいな。それが違うと思う人は辞めていいですし、ウチがいいなって思ったらいてほしいという。そういう考え方です」
―では最後にビジョンは、どんなことを思ってますか?
中村「100店舗ぐらいにならないかなと思っています。今までの100店舗って、いいブランドで店舗数が多いところって意外とないじゃないですか。スタバみたいな、普通よりもいいコーヒーで、みんながスタバ持って自慢してるみたいな、いいブランドとして認められているような。スタバってその街に合わせたスタバを作ってるんですが、それをFCの人がやってほしいなって思っています。その街で自分に合わせた形で、ブランドの質も高いままサロン作って、僕はそれをサポートするようになればいいですね」
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