【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド／yiye

■美容と真剣に向き合い、距離を同じくする人が、理念を共有して集まっている

―お店はスタートから順調でしたか？

小俣「多分順調な方ではあると思います」

―お客様の属性は？

小俣「基本的には女性が9割になりますね。20代から30代の働く女性が多いなっていう印象です」

―小俣さんめがけて来たお客様を振り分けるみたいな感じなんですか？

小俣「最初はそうしていたんですが、今はもう各々の発信力がついてきているので、各々のコンセプトに合ったお客様が来店されているという印象です」

―求人向けで言うと、お店のストロングポイントはどんなことですか？

小俣「美容面では、幅広い技術力だと思っています。ビッグサロンのような幅広い技術力ではないですが、今の若手美容室の中ではあえて特化型サロンの道を選ばなかったので、スタイリストによって得意な技術が違っています」

―いろんな技術が学べる、と。

小俣「ただ、そのことよりもウチは美容に対しての真剣さ、美容との距離のとりかたが近いような人たちを選んでいる、美容師が好きという人たちの集団なんです。みんなyiyeのコンセプトに惹かれたとか、想いが好きで集まって来た。そうした想いでつながっているから、技術に関しては各々の強みをみんなでシェアして、みんなでレベルアップしていこうとする。それがウチの強みだと思います。僕もまだ28歳ですし、みんな若いので、みんなで向上していくという、大きな可能性があると思っています」

―美容好きといってもいろんなタイプがいると思いますが。

小俣「確かにそうですね。そこは幅広くて、いろんな角度で美容が好きですね。技術を極めたいタイプもいるし、撮影やクリエイティブで自分の感性を磨いたり、そういう美容好きもあるし。人に喜んでもらえることが嬉しくて美容師しているという人もいるし、関わってきた人に恩返しをしたくて技術を極めたいからここを選びましたと入ってきてくれた子もいます。いろいろですね、そこに関しては」

担当／なるみさん（左からCHOKiCHOKi WEB『My Favorite Culture』、CHOKiCHOKi2023Winterより）

―いろんな美容好きが、理念で集まっているみたいなことなんですかね？

小俣「ウチは理念で集まっていると思います。さっき述べた、すべての人の人生をプラスにするっていうコンセプトがすごく好きで来ましたみたいな。会社の決め事なども理念に沿っているかどうかで判断もしますし」

―中途採用の募集要項に書いてあったことになるんですが、応募条件の中に「叶えたい夢がある方」とあるんですが、これも重要ですよね。

小俣「夢があるというのは結構大事かなと思っていて。なんでもいいんですけど、美容師しながら何かしてもいいですし、とにかく大きい夢があるというその向上心を買いますよ、そんなイメージです。なんか夢があることは応援したいし、一緒に叶えようみたいな夢がある。結構壮大ですけど」

―スタッフとの関係性はどうですか？

小俣「決定権はもちろん僕にあります。運営していく上で、企業理念だったり、さらにプラスにすることはあるのかとか、そういう経営のリブランディング的なところは常に藤原と2人でやっています。とはいえ、僕の性格なのかもしれないですが、目線はスタッフと同じに落としています。いい意味で社長すぎないというか、今の店の現状に対してもっとどうしていったらいいと思うかを素直に聞けたり。二人三脚状態というか、一緒に作っていきたいと思っているので」