• HOME
  • News / Column
  • 【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/VeLO/vetica

【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/VeLO/vetica

■自由は与えられるものじゃなくて、勝ち取るもの

「またひとつの例で言うと、スタイリストの福江が今2か月休み取って旅に出ているんですよ。2か月旅に出て、また働いて、ちょっとたったらまた旅に出てっていうライフプランでやっていきたいという申し出があって。何年か前から、それをやるには、こういうことが必要だよねって話し合いながら準備をして、実現しました。
 でも、これを誤解してほしくないのは、やりたいことが自由にできるんじゃなくて、その自由は勝ち取るべきものだということなんです。まずはお客様をつけることが大事。信頼関係が築けているお客様さえいれば、旅の前後にいらしてくれたり、お客様が調整をしてくれるから。お客様がいない美容師がそんなことをしたら、帰ってきても生活が成り立たないじゃないですか。だけど彼女にはお客様がいて、そこは自由にできた。
お店としても、自分が興味あること、人生を豊かにすることをすれば、そこで受けた刺激が本業にフィードバックされてくると信じているし、マイナスはないんじゃないかなと思っています。もちろんそれを応援するためには、日ごろの姿勢がすごく大事。自分勝手な人は応援したくない。常にチームのこと考えているという姿勢を見せていれば、旅に出たいですって言われたときに、応援して送り出せる状況がつくれるんです。それが本人が勝ち取るということ。そんなスタンスで私たちは運営しています。彼女が旅に出て、そういう道もあるというのを作ってくれたと思います。売上だけじゃなくて、お金が幸せのすべてってわけじゃないという価値観っていうのもある。チームにもいい影響がありました。

福江章子さんのインスタより(@akkooodasu)

内田聡一郎(LECO代表)がウチにいたときに、DJをやっていたのだって同じですよ。DJをやってマイナスになることは何か?……ないんですよ。それで仕事に支障をきたす人だったら禁止していたけど、彼は絶対に仕事に遅れないし、サロンワークを誰よりも忙しくやるし、禁止する理由がない。私たち経営側が寛容だったわけじゃなくて、結局本人が自分の本気度で勝ち取ったことです。DJやりたいですって言って、遅刻ばっかりしてるとダメじゃないですか。やりたいことは何でもトライできる環境を作っていきたいと思っていますが、自由というものは勝ち取るものだっていうことは教えていきたい。そこが全員のスタッフに言いたいこと。本気でやるんだったらいいんじゃない?って」

■ロックに生きろ

「ウチの会社名はSDRといいます。セックス&ドラッグ&ロックンロールの頭文字です。世の中の尺度っていうよりは、人から見られてこうだからとか、長いものに巻かれるっていうよりは、自分が信じた道を本気で行きなさいという生き様を込めていて、それは私たちの中では「ロックに生きろ」という言葉に、翻訳しています。自分が本当に本気でやったことって、周りも応援してくれるようになると思っているので、それが唯一無二感というか、この人のところに来たいと思ってもらえることにつながってくると思っているから。最初はマネからでもいいんです。それから自分の頭で考えられる人になってほしいです」

Processed with VSCO with hb1 preset

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。