【美容師と服vol.3/『Kame』とRyutaro】

◼️一番大事なのは着こなし。対面にこだわって着こなしの提案をする

―古着屋さんを始めるときって、何から始めるんですか?
「元々ずっとやっていたから、知り合いがいっぱいいるんです。それで店をやるときに知り合いから洋服を預かって売るという形から始まったんですよ。2007、8年までは、まだ買取とかメルカリがなくて、そういう委託屋が強かったんです。それから基本的には知り合いから服を回してもらうみたいな」

@kamegood

―では独自のルートで入れてきているという感じですか?
「そうです。2人とも歴史は長いので。お客様でも服飾関係に進んだ人もいるし、服バカがいっぱいいるんですよ。もう着ないからと言って、うちに持ってきてくれたりとか、そういう感じで集めています」
―倉庫に行ったりもしないんですか?
「したことないです。したいんですけどね」

―ネットショップはないんですか?
「ないです。ブランドとか洋服は良いのを集めていますが、基本的に一番大事なのは着こなしなので。その着こなしを提案しないと、着なくなる服がいっぱい増えてくるんですよ。サイジングもあるし。それが対面の強みかなと思っています。ウチで買ったらオシャレになってほしいから、ネットショップはしなくていいかな。トータルでプロデュースしたいっていうのが強いですからね」

―メンズレディースの割合は?
「9割メンズです。昔から基本的にブランド古着は、男の子しか買わないんですよね。女の子はアイテムで買って、男の子はブランドで買うというのが定説的にありまして。特にプレミア付いた商品とかは 男の子がメインなんです」

―どんなお客様がいらっしゃいますか?
「年齢的には幅広いです。 中学生くらいから75歳までいらっしゃいます。一番多いのは他のお店の店員さん。なんか常連さんは基本的にみんなうちを紹介したくない、他の人におしえたくないみたいな傾向があります(笑)。服のライバルが増えるし、みたいな。で、来た時はみんな1時間、2時間普通にいますね。自分の家みたいな感じで」
―入口の壁にサインとかメッセージみたいなものが書いてあるし、いろんな人が来そうですね。
「それとニューヨークからのお客さんが多いです。ニューヨークでちょっと有名らしいんですよ。「kameはニューヨークのファッション関係で凄い有名だ」って言って、2ドル札とか置いていくんですよ。2ドル札が珍しいから、これ置いていくねって。2ドルから始まって、普通に1ドルとかに名前書いて置いていくようになっていたんですよ。飾ってくれって言って」

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