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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/LECO

■どんな人材を求めていますか?

LECO(2018年〜)

―新卒の応募者はどのくらいいますか?
内田「去年は80名くらいです。年々減っています。美容学生が減っているというのもあるし、時代的にウチみたいなサロンよりも、福利厚生を優先するとか、最初から業務委託に入るとか、働き方も多様化していますし。採用は今年は9名、去年は7名でした」
―採用にあたってのポイントはありますか?
内田「ウチは福利厚生とか給与体系とか、あえて出していません。出そうと思ったら出せるし、聞かれれば答えますが、最初にそこを見て他のサロンと比べて、こっちのほうが初任給1万円高いな低いなとか、こっちの方が休み多いなとかそこで判断されたくないなというのがあって。そっちに興味があるという人は採用しないスタンスです。お客さんとして来たことがないという人も採用しないです。来てもらってウチの空気感とか、大事にしているものとかをしっかり感じてもらって、共感してもらう人がいいです」

QUQU(2020年〜)

―書類審査はどんなことをみていますか?
内田「書類は、形式的に見ています。お店に来てもらった時に誰かしらスタイリストが担当していて、この人がどういう人間性なのかとか、どういうルックスなのかはだいたいわかっているので。今は幹部だけで決めずに、全員で決めています。投票形式で上位30名くらい選んで集団面接にはいります」
―全員が審査員なんですね。
内田「面接もスタッフ全員でみます。面接日の夜に、また全員が投票します。それからさらに絞って、実技試験を行います。内容は毎年微妙に変わるんですが、去年はフォト試験を実施しました。自分たちなりにヘアしてメイクして、フォト撮影をしてもらいました。チームでやってもいいし、撮影は誰かに頼んでもいいし。作品を提出してもらって、その作品についてのプレゼンをしてもらいました。その前年は、実際に髪を目の前で切ってもらいました」
―緊張しますね!
内田「でも、元々そういうことが好きな人が集まるので。美容学校ですでにコンテストに出たりとか。ウチのことが好きな人は、実技試験があると知っていますし。そして最後がサロンワークです。1日前半後半で分かれて、仮のスタッフとして働いてもらいます。僕は空気感とか立ち回り、表情をみたりしています。それでまた全員で投票をして、最後に面談して決めます」

odd(2021年〜)

―票は割れませんか?
内田「割れますね。完全に投票制なので、上位から決まります。僕が期待していた人が、みんなから票が集まらないなんてこともありますよ」
―ということは全員の基準が違うってこと?
内田「違いますね。結局自分の感覚なので。それは尊重しています。その人にしかわからない会話があったりとかすると思うし。例えば来店した時に担当したスタッフは密に話すと思うので、僕は話したことなくても」
―年齢が近いと距離も近いですしね。
内田「投票でその担当者が推したりすると、自分が育てようって感覚になるということもあります。結局、育てるのは僕じゃないので。自分が票を入れて入社したという責任があるから、かわいがりたいって気持ちが芽生えるのかなと。それがあるから離職が少ないのかなと思いますね」
―メンタルケアもやっている。
内田「そうですね。事実上メンターにもなっていますよね。技術とかだけじゃなく、話しをしたりとか。おのずと生まれてきますよね」

öben(2022年〜)

―社長の内田さんはどの辺まで把握していますか?あの子、悩んでいるとか。
内田「それはスタイリストだけのミーティングや幹部ミーティングがあるので、そこで吸い上げているので把握はしています。僕が実際ケアすることまではしていないですが。僕はトップとしての判断、お店としてはなにができるかということは考えます。例えば最近でいうと半休や、半々休という新しい制度を作ったり。そうするとリフレッシュしやすいとか」
―QUQUと入れ替えはあるんですか?
内田「全くしないってことはないですが、少ないです。チームとしてのバランス感、その子の希望、どっちのエッセンスも入れた方がいいよねって判断も出てくると思うので。ゆくゆくはあるかもしれないですが。でも、店として辞令を出すと言うより本人にゆだねて流動的にやる感じですよ。望まなかったらやらないし。ある一定のレベルまで育ってきたら、いろんなスタイリストのやり方をみて、吸収するのはいいと思うので」

■LECOに共鳴できるかどうか>>

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