TEAM MORIMOSHI ／インタビュー in Winter「酸熱トリートメント」の真実

さて以上の酸熱をはじめ髪質改善メニューを武器に、新しい道を開拓し、進化を続けるsenjyu。

どんな未来がを見ているのか？？

――目標がかなり具体的に決まっていましたよね？

森越「もう決まってます。senjyuのプロジェクトとして、2025年４月までは決まっていて、月間総売り上げを１億円まであげますという未来があります。これは絶対いくんです。その根拠もまとめてあって、みんなで共有しています。そのあとは、このひとつひとつの事業をメンバーにあげるとも言ってあります」

――その眼からすると、直近のサロン業界はどう映っていますか？

森越「これはお客さんの言葉なのですが「最近の美容師さんて、練習しないで編集してる」というのがあって……お客さんの方がわかってますよね。みんな同じ、上手な人が見つからない。発信はうまいけど技術はうまくない。これは美容師個人のスキルもあると思いますが、導き方もあると思うんです」

――というと？

森越「お店がいかにスタッフをプロデュースできるか。

例えば今回誌面に出ている内田航は、YouTubeの自分のチャンネルがヒットしている。トークは上手で、思考が面白い。戦略的な視点で物事が見れる、洗練された美容師だと思っています。一方平井洸次は、美容師の鑑というか、美容への想いの強さがあります。お客様に喜んでもらいたい、悲しい話を聞けば一緒に泣けるレベルでお客様によりそえる人間です。バズるということよりも、美容師の本質をもっています。

今は「検索」で美容師を探す時代ですが、AIの発達により、おそらくお客様との「マッチング」の時代が来るはず。だからこそ、それぞれのキャラクターをよく理解して、その力をどう発揮してもらうようにプロデュースしていけるかが重要なんじゃないかと思います」