■コンセプトがわかりやすいからこそマッチングが大事
―毎年何人くらい採用していますか?
篠原「大体1人とか2人です。このキャパなので」
宍戸陸さん(東京総合美容専門学校)@riku_boucle
―応募についてですが、作文がありますよね、理由は?
篠原「テーマとしては、ざっくり美容に関してです。大きいテーマで、そのどこを切り取ってくるかというところに、それぞれの個性が出たりするんですよ。原稿用紙2枚ぐらいの限られた枠の中で、自分が伝えたいことを明確にきちっと完結させられる、そういうことをするってある程度頭も使うし、どれだけ丁寧にやるのか。意気込みみたいなのを感じ取る1つのツールとして。でも作文で落とすことはあまりないですよ」
浅岡昭汰さん(日本美容専門学校)@boucle_shota
―面接は何人ぐらいの規模でやっていますか?
鬼澤「面接は一応みんなでみます。スタッフ6人で志望者はお一人です」
―何を聞いていますか?
鬼澤「質問はベーシックな内容ですが、例えば今日着てきた服装のテーマとか、ちょっと突飛な質問もするかもしれないです。本心を知りたいので」
―本心というと……。
鬼澤「ほんとにブークルのことを調べてきてくださったのかというのは、一番に見たいところではあると思います。なんかたまたま見つけて、とりあえず受けようみたいな人じゃなく」
―それで6人でどういうジャッジをするんですか。基準は?
篠原「それは曖昧ではあるんですが、やはり一番大事にしてるのはマッチングですね。この子だったら導いてあげられるかなとか思ったり。大体意見は一致するんですよね」
―それは言い換えると、どんな人材を求めていますか?ということなんですが。
篠原「シンプルに、まずメンズパーマが好き。古着や音楽が好きとか、そういうこととかになってきたりしますね。あとは、 素直に美容が好きな人」
―試用期間があると書いてあります。どのくらいですか。
篠原「3か月ですね。我々サイドも、新卒の方もブークルでやっていけるのかなっていうのを感じることができる期間なのかなと。そこでまた話し合いをしたり 」
―なんで男性ばっかりなんですか?
篠原「いや、こっちが来きたいです(笑)女性も全然ウエルカムです」
―集客方法は? ありがちで聞くのは、デビューしたはいいけどお客さんがいないという状況になるのを、どう対応していくのかという。
篠原「お店としてSEOとMEO対策は結構がっちりやっています。MEOに関してはメンズパーマで検索すると、渋谷で多分ベスト3に入ります。googleのアルゴリズムの変化によって変わったりすることもありますが、それでも、上がってくるような対策はしています」
鬼澤「渋谷メンズパーマで、調べてきてくださるっていう方が多いです」
篠原「あとは集客サイトもある程度のことはします。ただ、それはお店が作ってあげる幹であって、そこから先の枝葉は、君たちらが頑張る部分だよという話をしています」
鬼澤「僕もフリーのお客様をどう指名に繋げるかが、スタイリストになって最初の試練でした。でもその集客に関してはお店がやってくれたのもあって、全然お客さんがいないって悩む期間もすごい少なかったですね」
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