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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/ROVER

■サロンの決まり事、内装までも、すべては「長く続ける」ために考えられている

―普段サロンワークなどで常に言ってるようなことはありますか? こういう風でありなさいみたいな。
小林「長く続けることがサロンの目的なので、長く続けられるような手段を選んで欲しいです。例えば接客を毎回フルパワーでしちゃったら、それは本当にずっと続けられるんですか? ってことがあるんです。体調によっては、いい時も悪い時もあるだろうし、お客様に対してムラがあるのはよくない。長く続けるためには、ずっと全速力はできないから、一定のペースで。僕は美容人生を40年、50年の長い感覚で捉えているので、ペースもマラソンのペースでやらないと。お客様に技術提案する時も、それは何年か先もその方が来て下さるような提案の仕方をしてますか? ということを言います」
―そんな先のことを? 難しくないですか?
小林「もちろんできないですが、みんな肩の力を抜いてできる状況ではあると思うんですよ。無理して何か作りすぎちゃうと、どうしてもできなくなってくることがあると思いますし」
―初めて聞く考え方です。
小林「やはりみんな波はあるじゃないですか。やる気がある時とない時もあるし、それをちゃんと尊重し合おうというのは先に言います。例えば練習もやる気がないときは帰って、やる気があるときに2倍やったら同じことだよというのをちゃんと尊重してくださいねと。すべては長く続けるためです」
―ちなみに会社のシステムを変えるのは小林さんですよね?
小林「最終的にはそうですが、でも自由に変えていいですと言っています」
―全体ミーティングで変えるんですよね?
小林「いえ、全体ミーティングをなるべくしないようにしてます」
―幹部で決めるんですか?
小林「幹部もやってないです。基本的に営業から出てくる会話が多いんです。普段の会話で変えられるんだったら変えてください。変えたいっていう人がいるんなら、すぐその場で変えてくれと。何かを買えば解決するのか、カリキュラムを変えるのか、ルールを変えるのか」
―じゃあ会社のルールとしてこうやろうよみたいな話をどこでするんですか?
小林「チームごとにやっぱりどんどん決まっていきます」
―それは各店舗が一つのチームという単位ですか?
小林「違います。アシスタントとスタイリストのチームがいくつかあって。で、自分はこうしてもらいたいんですという希望があるんだったら、他のチームにはちゃんと共有します」
―そんなに細かいチーム同士だと揉めたりしませんか? ウチはそのルールはやらないとか。
小林「それはないです。あくまでもいいと思ってやることなので。もし意見がぶつかったとしても、最終的には長く続くようにするには、どっち選んだ方がいいかで決めくださいという感じにしています。とにかく目的は長く続ける、それしかないです」
―徹底的にそれが基準になっているんですね……。
小林「だからサロンの内装も作り方も、長く続けていても古く見えないようなデザインや造りを、自分の中で考えました。アンティークを参考にしているんですが、例えばROVERの入り口のタイルとかもニューヨークの地下鉄とかで使っていたタイルで、ずっと使ってもカッコいいんです。ライトも新しいものと古いものを混ぜ合わせているデザイナーさんに共感して買ったものだったり、古くなってもカッコいいというデザインを自分の中では意識しています。やはり100年続いた時にもカッコよくいられるスタイルでいたいなっていう思いがありますから」

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