【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/OLTA
■ポップのカウンターにある情熱や熱量、そのマインドがオルタナティブ
―これからも大きくする方向にはいきそうにないですか?
後藤「前職は大きいところで、成長していくという企業を見ていたんですが、大きくなると言わなきゃいけないことが今とは変わってくるんです。それは本当に自分に必要なのかなって思っちゃうので。そこを自分なりに違えずにうまくやる方法、例えば小さくても有名なブランドってあるじゃないですか。世界中に知られているのに、規模感とのギャップがすごくある。そんなギャップを作れたら、時代とか関係なく残るんだろうなと思っています。大きくして薄まるっていうことを選ばずに、濃さを保ちながら、自分たちのやりたいことをやりたいっていうのがけっこう大きいテーマですよ。あと僕は器がちっちゃいんで、多分10人もいけないんじゃないですか(笑)」
―今回話が出ているオルタナティブって、どう伝えるかなあ……。
後藤「やはりカルチャーだと思うんですよね。メジャーでポップなものがあって、ポップなものってダサいって思うじゃないですか、みんな一緒だから。だから大きくなればなるほど違うよねって人が増えてきて、それが次の新しいポップなものを作っていくという、この繰り返しですよね」
―ファッションの流行もそういうサイクルがありますよね。
後藤「ずっと同じものってカルチャー的じゃなくて、なんかダサいなと思われちゃうっていうのが。音楽で言うとポップミュージックがあって、そのカウンター的な位置にオルタナティブロックがあって。それがポップを食っていくという、熱量とか情熱みたいな部分がオルタナティブになるんじゃないかなと解釈したんですけど」
―ということは、マインドのことですよね。
後藤「そうそう、ロックと一緒ですよ、だから出来上がったものはやっぱ壊すし、なんか続くものっていうのも不自然だしっていう部分の間にある熱量みたいなところです。売れてない役者が売れるために、世の中のレールにのらずに頑張っているみたいな部分とかも似ているマインドがあるし。これからこうなってやろうって思っているエネルギーとリンクしてるところがあると思います。そういう子たち。自分が表現したいと思ったら、戦わなきゃいけないんですよね。その戦ってる人達だと思います」
―そんなお客さんの熱にOLTAのマインドが共鳴したり、反応してスタイルが生まれたり、表現があったりするってことですかね。だとすると、好きな人が集まってイベントとかできるんじゃないですか?
後藤「他の仲間とやりたいねみたいな話はしています。ヘアショーが減ってるじゃないですか。一番美容師がちゃんと主役になるような場を作ろうみたいなことが。だからなんかカッコいいもの作って、すごいよっていうふうに。美容師、カッコいい髪型作ってるよって。美容師以外作れないんですから。そういうのを目指せるようにな場所にしたいなと思っています」
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