【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/grico
■社会人として最低限の常識は必要
―二次募集の締切は8月21日ですね。
寺尾「そうです。一次募集をやって内定が一人決まっています」
―書類はどんなところを見ていますか?
寺尾「超初歩的なところで言うと、まず文章能力とか。作文を書いてもらうんですよ、『グリコと将来について』というテーマで。自分の思いを書いて欲しいので枚数は決まってないんですが、誤字脱字だったり、オフィシャルで提出する書類に対しての最低限のルールができているかを見ます。やはり適当に出すものじゃないので、拙い文章で10枚書かれてもこっちも困りますし。書いいてる内容がしっかりしていたり、下手でも思いが伝われば全然問題ないです」
―スタイルブックもありますね。
寺尾「スタイルブックに関しては形式は全然自由です。作ったスタイルだったり。あと僕らがアドバイスするときは、海外の洋書などをファイリングして提出したらと言ったりもします。その人はどういうものが好きなのかわかるので。センスがいいなとか、gricoグリコっぽいとか見えるので。でも、スタイルブックも公式な提出書類なので、例えば20枚入るファイルを18枚しか入れてなかったら、残り2枚どうした? ってなるじゃないですか。それだったら入れていない2枚を外してから応募した方がいいですよね。ちゃんと完了したものを提出したほうがいいです。センスとか内容も見ますが、提出書類としてしっかりできているかという社会人として初歩的なところを見ます」
―二次審査は?
寺尾「集団面接をします。グループに分かれて集団でやります」
―なにを聞いていますか?
寺尾「けっこう色々聞きますね。プライベートな事を聞いたりします。家族のこととか、学校でどういうことを頑張っていたとか。履歴書に書いてある内容を深掘りする質問とか」
―面接のチェックポイントは?
寺尾「僕が見ているポイントで言うと、声の大きさもけっこう大事な気がしますね。表情とかもそうですし。みんな緊張して硬くなるんですけど、そこをしっかりやろうとしているかどうかは伝わるので。あとは、入りたい企業があったらちゃんと企業研究をするはずなので、ウチのことや事業内容に対しての質問をしたりもします。どこまで僕たちの発信をしっかり見て理解できているか、というところで。それを見ていたら思いとかも自分の中で作っていけるじゃないですか。こういうことをやっているから、自分はこういう風になれますとか」
―発信はどこで?
寺尾「僕らは自分がやっていることは、常にインスタに載せているので。エザキをはじめ、いろんな媒体でインタビューされたものとか、情報は。スタッフも各自、自分が取材されたものだったら自分で出しています」
―特別に聞くことはなにかありますか?
寺尾「鉄板で聞いているのが、辞めない理由です。続ける理由じゃなくて、辞めない理由を聞きます。例えばですけど、エザキの講演を聞いて、こういうところに感銘を受けて、自分のストーリーとあわせて、こういうことが自分にはできるので、絶対辞めないですみたいな。そういう確固たる思いとかを聞いたりしますね。あとはgricoでどうなりたいか、大きいことを言えているかとか」
―面接の次にサロンワークですね。
寺尾「やります。やる時はやります。サロンワークが一応最終。そこからもう一回面接する可能性もあったりするんですけど」
―例年のトータルの応募数はどのくらいですか?
寺尾「書類だけで40〜50通はきます。ただ、どうやらgricoは入るのが難しいというイメージがついているみたいで……受けにくる人が、コンテストで賞を取ったとか、成績が一番とか、ワインディングが超うまいとか、そういう学校でめっちゃ頑張ってる子が来るので、応募する前に学校内でどんどん絞られている感があるんですよ。あいつが受けるんだったらちょっときついかなみたいな感じで。精鋭たちが来るみたいな感じになっちゃってて。そういうことでもないんですが……でも、みんなgricoに通ってはいますね。日本全国から足を運んでくれます」
―何人採用予定ですか?
寺尾「それは年によりますね。一人の時もありますし、お店の状態も加味して。今のところ来年ぐらいには店舗増やす計画もあるので、募集は枠がちょっと広がるかもしれないですが」
―採用の決め手はどういったことですか?
寺尾「売れるかどうかっていうところがすごく大事なポイントにあります。愛嬌とか、明るかったりとか。すぐ腐った態度を出したりとかをする人は、売れそうじゃないので。言われたこととかをしっかり重ねていって、継続してちゃんと努力し続ける人かどうか。最終的にはエザキと幹部で話して決めます」
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