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【美容師と服vol.17/Ricoさん(Liko by maris)と『HUNCH』】

HUNCH


◼️アートではなく、街で着られる、着て気分が上がる服をセレクト

―ちなみに自分は好きになってきた洋服の経緯だとどうなりますか?
檜山「僕は平成2年生まれで平成どっぷし世代なんですが、その当時のお兄ちゃんとかがカッコよかったのが,B-BOYだったんですよ。高校・大学生のときに、外国のB-BOYのマネをしている先輩とか、ティンバー履いている先輩とかを見て、そこから派生して僕はスケーターがおしゃれなんだなって思っていました」
―懐かしいですね。
檜山「そのころに古着に出会って、最初はアメカジだったんですけど、やっぱり根っこは横乗りのものが好きで。その時に原宿や下北沢の古着屋で、変な服というか、見たことないけど横乗りな服というか、それがなんかカッコいいって思って。アメカジ、グランジのカッコよさはわかっているんですが、もっと軽い服が好きになっちゃったというか。楽な格好ができるのが好きで、本当にそれがそのまま今になっています」

―その辺りが今のセレクトの基準に入っていますか?
檜山「そうですね。コンセプトのひとつとして、僕は着れる服じゃないと意味はないと思っています。飾るものじゃなくて、街で着れる、生活で着れるっていうのが。服は着てなんぼだと思っているので。アートという感じよりは、袖を通して気分が上がることを僕は重要視しています。そういうピックの仕方をしていますね」

―このブランドがいいとか、セグメントはありますか?
檜山「好きなブランドは僕の中であるんですけど、なんでこんなのがあるの?みたいな服が好きなんですよ。例えばこれはオールドネイビーですが、パイピングステッチの可愛いパジャマシャツっぽいみたいな。このブランドにこんな服あるんだみたいなギャップに、すごいワクワクしちゃうんで。特にいい意味で、好き嫌いはないかもしれないです」

―メンズレディースはどういう割合で?
檜山「9.5メンズ:0.5レディースです。女性のお客さんはいなくはないんですけど、うちにレディースの服を求めてない気もしますので。基本は多分メンズでいいと思っています」
―そのお客さんは、どんな方が来ますか?
檜山「最近は年齢層が上がっていると感じていて、20代後半から30代、40歳オーバーの方もいらっしゃいます。特徴としてはWEBで調べる世代というか。インターネットでたまたまうちを載せてくれた大昔の記事を見つけてくれる人が結構多いんです。昔、服が好きだった人とかが増えてきてくれてるのはすごく嬉しいかもしれないですね。女性は多分3割いるかなぐらいだと思います」

―買い付けは日本ですか?
檜山「出所はアメリカとカナダで、そこのディーラーやバイヤーにお願いして買い付けさせて貰っています」

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