【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド／GARDEN

■自力と継続力、そして利他の心をもつスタッフ

―スタッフのみなさんのキャラクターは似ている感じですか？

久分「似ていますね」

―そういう人を採用しているからですよね？

久分「自分の力で夢を叶えようとか、ちゃんと自力を持っている子とかがいいと思っているんですよ。それと続けてやっていける継続力がある子、そして自分以外のことを考えることができるというのが、けっこう大事なキーワードだと思います。頑張っている先輩を本気で応援してアシストできる、自分が教えてもらったことを後輩にもちゃんと教える。自分のこと、近くの先輩後輩のことをちゃんと考えながらつながっていて」

―では応募してくる人の特徴はありますか？　

久分「ガッツや熱さを内に秘めている感じですね。パッと見おとなしいのかなとか、真面目なのかなと思うんですけど、面接の中で引き出すと、めちゃくちゃいいこと言うじゃん、いいものを持っているじゃんみたいな。ちょっといい意味で昭和っぽい感じを持っていますよ」

―ガーデンのどういうところが良くて受けにきますか？

久分「今はインスタが入り口になっていることが多いです。インスタを見ていて、かわいいって思うスタイルが毎回ガーデンだった、自分の中でヒットしたデザインがガーデンだったで選んでくれる子が多い気がします。フォロワー数が多い、人気になっているスタイリストに紐づいて学生も集まってくることもあります」

■庭で一人ひとりが思い思いの花を咲かせてくれればいい

―応募書類は？　特にウチはこれが欲しいみたいなものはありますか？

久分「以前はいろいろ提出物があったんですが、それをなくしました。初めて履歴書だけの応募にしています」

―面接には何割くらい通過します？

久分「全員絶対会います。これは昔からです。何人でも」

THE GARDEN TOKYO(2012年〜)、GARDEN NUSASHIKOSUGI(2014年〜)

―面接官は何人ですか？

久分「10店舗の管理者に採用担当者が加わって12、3人ぐらいです。集団面接にしています」

―面接は何回ですか？

久分「二回です。一日に、一次面接、二次面接をやって、それで決めます。一次面接は自己P Rを自由に話してください、志望動機でも夢でも今学校で頑張っていることでも、２〜3分でやってズバッと終わります。こっちからもっと話を聞きたいと思った子を二次面接に残す感じですね。基本的に一日で行います」

GARDEN omotesando（2016年〜）、GARDEN aoyama(2019年〜)

―二次面接ではどんな質問をしますか？

久分「一次よりも、もう少し深く聞きます。表面に見えてこない、さっき言ったような内側が知りたいので、なにか好きなものについて喋ってもらったり。内容はなんでもよくて、喋り方とか、目の合わせ方とか、接しやすさなどをみています。ちょっとゆさぶるような質問をしてみたり、実はなんか猫かぶってるんだろうみたいな、そういうのがわかってくるんですよ」

Laf from GARDEN(2020年〜)、GARDEN ginza（2022年〜）

―久分さんから見て、例えば学校のクラスの中でどんなポジションにいるような子に感じますか？

久分「クラスの中でだと優等生だと思います。ワインディングとかそういう成績において上位だったり、地方からガーデン受けてみたいってくる子は、けっこう優等生が来てるんだろうなという感じがします」

―ガーデンはビッグブランドですし、ハードルが高そうなイメージがあるんですよ……。

久分「何かありますよね。でも、もう少し幅広く、いろんな子がいていいんです。バランスをとってお店作りをしているので。頑張り屋さん、頑張れないけどムードメーカー、リーダーシップがある子とか。全員優等生である必要はないんです」

GARDEN YOKOHAMA（2022年〜）、GARDEN W.（2022年〜）

―なるほど。

久分「ウチのスタッフは、さっき述べた夢を叶えるために頑張ることや、人のために頑張るという芯の部分が一緒だから、一緒に働いていても気分が悪くないんです。この人は変わってるなとか、ちょっと合わないみたいなのはあんまりないんですよ。今は夢もそれぞれで、みんな日本一の美容師になりたいみたいな時代じゃない。自分のペースでお客様としっかり向き合えるサロンワークをやるのが自分のゴールという方向もあるし、めちゃくちゃ売り上げ上げてお金持ちになりたいみたいなのもあるし、いろんなゴールがあります。それぞれがちゃんと目指している感じになっていますよ。でもファッションの好みとか、そういうのはバラバラですかね」

GARD/en（2022年〜）、Une GARDEN （2022年〜）、GARDEN YOKOHAMA est（2023年〜）

―会社としてスタッフにはこうなってほしいみたいな思いはありますか？

久分「スケールが違ってもいいから、それぞれちゃんと自分なりの花を咲かせて欲しいと思っています。まさにガーデンという名の通り。庭で一人一人が、大きかったり小さかったり、高かったりとか、そういうのは関係なく思い思いの花を咲かせればいいんだよという考えです。

だからこれから入ってくる学生も、どんな美容師になりたいか迷っていても大丈夫、いろんなお手本がいるから、私はこの人みたいになりたいなとか、この人みたいなのは自分と違っているなどを見ながら、自分なりに花を探せるんだよということは言いたいです。ガーデンはバラバラすぎて、結局統一としてなにを言いたいのかわかりづらい印象があるかもしれませんが、それぞれでいいんだよという想いがあるんですよ」

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