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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/GARDEN

■技術だけでなく、集客力をつけてからデビュー

―デビューまでどのくらいですか?
久分「カリキュラムとしては、今までは三年二か月で設定していました。でも、次から三年半にちょっとずらそうかなと考えられています」

―なぜですか?
久分「技術面でのチェック項目を全部合格しても、売上が伴わないとデビューする意味がないんですよ。来月からデビューしますとなっても、お客様が来ないんだったら、そのままアシスタントをやっていてもらった方がいい。本人もその方がいいかなって思っちゃうことになりますから。だから技術面でのチェックに加えて、80万円の売上ノルマもつけるように考えられています。集客力という武器も身につけて、正式にデビューのタイミングで売上80万円あれば、一か月のお客様が埋まります。それがまさにスタイリストだろうという考えです」

→浅倉 艶さん (東京美容専門学校) @asakura_en

―それも教育の一環ですね。
久分「そうですね。デビューまでの期間は延ばすんですが、その一方でカットやカラーなど技術的な項目を減らして、自分の売り上げ、自分の価値を上げていくことに時間をかけるという方向です」
―集客についてのアドバイスもあるんですか?
久分「カリキュラムの形にはなってないんですが、先ほど述べた毎日一緒に働きながら、先輩後輩の中で教われる環境があると思います。個の伝え方で」

→中山 栞さん (国際理容美容専門学校) @garden_shiori

―今の時代、技術の差よりもそっちの差の方が大きいような気すらします。
久分「カリキュラムを頑張って売り上げがいかない子って、やはり自分の力でS N Sだったり、お客さんを呼ぶ努力をしてこなかった子なんです。逆にデビューの時点で何千人、何万人いる人もいたりして、そこに隔たりみたいなのがあって」
―そうなんですね。
久分「その一方で、ある程度意気込みとか継続力をみせてくれないと教える側も戸惑うんです。「教えてください」と「教えてあげる」の関係を、個でやっている状態が一番いいと思うんですよ。ノウハウを伝えて、毎日できるだけ声かけながら接したり、その子の投稿にいいね!を押したり、見てるよみたいな感じの状態になっていると、そういう子たちは伸びるんです」

―なるほど。
久分「そうじゃない子たち、今さら教えてくださいという勇気も出なくなっちゃったりしている子たちには、やはり一回集まってもらって勉強会みたいなのを開くなど、あの手この手で応援します。見捨ててはいないです。でもやっぱり下から手を伸ばしてくれないと、こっちからも手を伸ばせないですね」

―お客さんを呼べない子は、残念ながらいなくなる……。
久分「今はそこまではいってないですが、あり得ると思います。でもアシスタントとしてはスペシャルなすごい能力を持っているので、サロンの中に居場所はある。もしかしたらスタイリストにならないという選択、会社ではこれから全員がスタイリストになる必要が本当にあるのだろうか?みたいな話もでています。アシスタントとしてお給料を上げていける、長くがんばれるような」
―それはビッグサロンならではの柔軟な考え方ですね。

 

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