【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/GARTE
今回はGARTE(ガルテ)。
コンテストで目を見張る結果を出し続ける技能派集団。
インタビュー中のこの言葉が、サロンの特徴を表す。
「ウチは、いわばスポーツで全国一を目指す強豪校なんですよ」
「自分がやりたいと思ってなった美容師なのに、技術を上手くなりたいっていう気持ちがないのは、そもそも終わってませんか?」
ピリッとしてる。背筋が伸びる。己の技術を磨きあげる職人工房のよう。
その一方で、包み込むようなやわらかな部分もちゃんとある。
若い才能を率いるATSUTOSHIさんと、ISSEYさんにお話を聞きました。
@atsutoshi00
@issey-ohara
@hairsalon_garte
■ウチのこと知らないで給料と福利厚生だけ見てくるような人はいらない
―2024年度のGARTEの新卒募集はもう落ち着きましたか?
ISSEY(以下I)「今のところ終わりました」
―どんな状況だったんでしょうか?
ATSUTOSHI(以下A)「4月に第一次募集をやって、14人の応募がありましたが、全員落ちました。それで二次募集をして、その一次募集の最終まで残っていた2人が再度挑戦してくれて、その2人が受かりました」
―それは再度チャレンジしたから受かったとか?
A「一次募集の時点でこの2人いいねみたいな感じで、ほぼ合格ではあったんです。その最終選考で課題を与えたんですが、それを達成できなくて。課題を達成できてないのに受からせてしまうと、「失敗しても平気じゃん」っていう、その子の人間的な成長を止めてしまうと思ったので、一次募集では不合格にしました。逆にもう一回受けるぐらいやる気ある子だったらいいんじゃない?みたいな」
―課題とは?
A「インスタグラム毎日投稿してフォロー2000人増やしてくださいというノルマです。サロンワークの試験と、その課題が最終選考でした」
(左からATSUTOSHIさん、ISSEYさん)
―なるほど。最初の応募の14人は全員会ったんですか?
A「全員面接します。二次面接には4人残っていました」
―応募者に傾向はありますか?
A「そもそもウチは求人票を学校には出していなくて、インスタグラムでしか公開してないんです。求人票を見て、ウチのこと知らないで給料と福利厚生だけ見てくるような人はいらないというスタンスなので。そんな中での応募だから、ちゃんとウチに入りたいって子が来てくれます」
―応募の時点で絞られた人しか送ってこないということですね。
A「それとウチは学生向けのアカデミーをやっているので、そこはアカデミーに通っている子は受かりやすいというのはあります。その子がどのぐらいカットに対してのモチベーションがあるのか、一回で3時間くらいかけて見ているから。その人間性とやる気っていう部分は結構重要視しています」
―二次募集で新規で受けにきた人はいるんですか?
A「今回はいなかったです」
―採用は毎年2人?
I「2〜3人ぐらいですね」
A「売上に応じてというところと、出会いがあったらですね。この子だ! みたいなのがない時は、ゼロでもいいかなぐらいな感じだから」
―毎年その考え方ですか?
A「いえ、以前はアシスタントが必要だから、という理由で入れてたんですよ。ちょっと微妙だけどアシスタントが足りないから入れるか、みたいな子も採用して。でもそれだと周りのレベルも落とされるというか」
―どういうことですか?
A「練習する子と練習しない子っていうのが生まれてきて、結局やる気がない子のほうに合わせていっちゃうようになるんですよ。そうなるんだったら本当に選ばれた人しか入れないブランドサロンにした方がよくないか? そのほうがサロンとして強くなるんじゃないか? と思ったので」
―今年はもう追加募集の予定はないですか?
A「もう2人決まっているのでいいかなって感じですかね。一回ぐらいやってもいいかもしれないけど」
I「意外にめっちゃいい子が来るかもしれないですね。ヒカルみたいな」
神山妃華流さん(ハリウッドワールド美容専門学校)@garte_hkluu
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