【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド／REDEAL
■アシスタント賞与、OJT教育、絞ったカリキュラムなど独自のスタイル
―特色というと、ヘアキャンプで経営のことについて配信されていますよね。インスタでダイジェストを拝見しました。休日選択制と生産性に応じたアシスタント賞与があるとか。
はんぺん「ウチはパンフレットを作っていて、そこに載せています。学校の説明会で配ったり、サロンに来てくれた子に渡したり」
（REDEALパンフレットより）
―え！ これは詳しい！
はんぺん「渋谷店の営業時間が19時までなので、そこが違っているのと、休日選択制なのでそれによって賞与がかわってきちゃいますが」
―アシスタント賞与があるなんて、他では聞いたことがないです。どうしてはじめたんですか？
はんぺん「これは以前スタイリスト2人、アシスタント3人で600万円くらい売り上げた時があって。すると一人の生産性は100万円を超える……ということはめちゃくちゃ大変だったんです。そのときアシスタントから給料が変わらないことに不満が出て。確かにアシスタントのおかげで美容室が成り立っているし、だからちゃんと出すと決めたんです」
―インスタにあったOJT教育とはどんなものですか？
はんぺん「O J Tは、ON THE JOB TRAININGの略で、実際の仕事を通じて指導するという教育方法のことです。簡単に言うと、営業外での練習じゃなくても、入客が練習になるような感じです。ウチは営業中にめちゃくちゃに入客できるので」
中村雄樹／はんぺんインスタグラムより @hanpen_redeal_0815
―具体的にいうと？
はんぺん「例えばカラーデザイン作る時に、僕が携わっているは一部だけで、ほかはほぼアシスタントが作ったりするんですよ。営業中の実務でこなすことで、デビューの時にはもうスタイリストレベルになれちゃうんです」
―それは実践的ですね。
はんぺん「美容室の問題点って、アシスタントはずっとシャンプーをさせられて、練習は営業外。昼間の時間に成長できないっていう例がすごくよくなかったんです。デビューに直結するブリーチデザインを営業中にひたすらできれば、モデルさんのクオリティも一気に上がるし、このかたちをとっています」
―そして二年でデビューするのを目指す。
はんぺん「正直、頑張れば一年でデビューできるカリキュラムくらいです。でも、それは営業外努力も含まれてしまうので、ゆったりな子でも二年というイメージです。で、ウチはパーマとストパー、縮毛矯正のカリキュラムはないんです。メンズも希望者がいなければ基本なしにしています」
―なぜそこまで絞っているんですか？
はんぺん「なるべくやることとやらないことを決めることで短縮ができますし、広げちゃうとあまり上手くない技術をそれなりにやるっていう美容師になってしまうので。わかりやすく言い換えると、洋食なのか和食なのか中華なのかくらい最初からはっきりさせて。まずはカラー。その中でもレイヤーカットのブリーチやカット、金子みたいに白髪施術などという形でお客様から見てもわかりやすく、カラーサロンの中でも特化をしてもらっているっていう形ですね」
―それはそのままずっと育っていけるものですか？
はんぺん「ウチは10代から60代までお客様がいらっしゃるので、そこは全然問題はないです。ただ本人が飽きてくるので、僕みたいにワンホンを始めたりとかはあります」
―それは自由なんですか？
はんぺん「はい。そこはもうフレキシブルに対応して、セミナーとかも買ってあげるし、有料動画も自由に見てもらったり、そこの教育環境は自由にやっていいようにしています。もちろんお金は会社が出します」
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