【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/DaB
■採用試験の近況
―新卒の応募数はどのくらいですか?
盛「100通弱くらい応募をいただいています。2次募集をかける年は総数で100通は超えます。採用人数は、その年のサロンの計画によってばらつきがありますが、10〜15人です。2023年度は新店舗計画があるので21人採用しました。最近は、学校の先生に勧められて受けにきたという声をよく聞きます」
―試験はどんな内容ですか?
盛「書類選考→1次面接→2次面接。面接官4人で、スタイリストにも参加しています。以前はサロンワークもあったけど、コロナになって以降はやっていません」
DaB DAIKANYAMA(1995.10〜)
―書類選考の書類は何が必要ですか?
盛「履歴書とバストアップと全身写真です」
豊田「二次面接は課題を出したりとか。内容は年によってちがいます。
―スタイルブックは必要ですか?
盛「特に言わないですが、だいたい持ってきてくれますね」
―美容学校の成績は?
盛「成績表は、ほとんど学校に行っていないなどひどい場合はのぞき、それで落ちることはないです」
DaB MIX(1997.10〜)
―合否を決める基準はありますか?
盛「統一の基準はありません。それぞれの判断です。私の場合だと過去15年の自分の面接経験をもとにみています。自分の中でいくつかポイントがあるので、それをスタッフに共有したりはします。試験は面接の比重がかなり高いです。雰囲気とか、しゃべりかた。元気な子じゃないと、暗い人は難しいですね。それを一次、二次でみます。二次面接では課題を出して技術もやってもらいますが、比重は面接が7〜8割ですね。私の場合は、二次面接したあとに気になる子は個別で話したりもします」
豊田「性格が良さそうな子がいいですね」
―面接の時に学生からどんな質問がありますか?
盛「あまりないですね。みなさんそれまでに散々お店にきているので。そのときに色々聞いているから。だからうちの場合、応募書類の履歴書が届いたら来店履歴を見ます」
―お店に行くって大事なんですね。
盛「行ったこともない店に入りたいって不自然ですよね? 逆に何度も来ているから有利など、来店回数での判断もしていませんが。もし聞きたいことがあれば「そのときに聞いてください」ということです。美容学生は平日の施術料金を初回来店時30%オフさせてもらっていますし、いろいろ聞いてもらえれば。最近の美容学生は、年齢の近いジュニアスタイリストに来ることが多いですね。私の場合は、入社1年めのアシスタントに接客に入ってもらいます。そのほうが年齢も近いし、学生のお客様には「なんでも聞いてね」って伝えてます」
DaB GINZA(2019.10〜)
―メディア側からサロン業界の採用試験を見ていると「併願NG」というのはすごく気になります。DaBさんはどうお考えですか?
盛「それは我々もとても気になってます。本当にやめてほしいです。それを決めているのはサロンじゃなくて、学校側なので。学生の可能性をつぶしかねないので、一番嫌ですね。それをわかっていて内定を出すのを引っ張るサロンもあるようだし」
―二次募集があるときは、どういう場合ですか?
盛「例えば15人の採用予定があるとして、一次でスパッと決まるのが10人だったとします。あと5人枠があるけど、さきほどの併願NGなどの理由でうちが受けられなくて、第一希望じゃなくても気になっていた人はいるはず。だからここであわてて決めなくても、就活が一段落した10月くらいにまた採用試験をやって、そういう人たちも含めてみた方がいいという考えです。一次募集の時に落ちても、再度チャレンジしてくる人もいますし」
―それは成功していますか?
盛「成功していますよ。結局一次で落ちた人も採用していたりしますし。以前は一次で落ちた人は書類の時点で落としていた時代もあったんですが、最近はしていないです。今年もそれで入ったスタッフがいっぱいいます」
DaB AOYKAMA(2021.10〜)
Official Site>>>>DaB
■CHOKiCHOKiからのお願い
各サロンが会社説明会を行うケースがあります。そのときに無断欠席をする人がいると、よく耳にします。
これは本当にやめてください。事情があって出席できない時は連絡を入れていただくようお願いします。
「今は時代だから……」という声もありますが、時代に関係なく、誰でも約束破られたら嫌ですよね?
よろしくお願いします。
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