【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/フカウラシュウタ(BLANK TOKYO)
■これまでの歩みは人におすすめできますか?
―これまでを振り返って、何が良かった? ミスったなあっていうことはありましたか?
フカウラ「そこまで大きなミスはなかったですね」
―自己ブランディングの重要性にはいつごろ気がついていましたか?
フカウラ「コロナ禍に入る前とか、ミニモで低単価でお客様をまわしていた時に思いましたね」
―フリーランスになってからということですね?
フカウラ「そうです。ブランドを確立していかないと価格競争になって、ちょっとしんどいなあと感じていたので、それがきっかけでYouTubeを始めたみたいなところもあるので」
―ちなみにどんな勉強をしましたか?
フカウラ「マーケティングやブランディングの本を読んだり、ネットの情報でも、どういったものを高く買っていただけるかとか、価値の持たせ方とか。それとInstagramやYouTubeの画像や動画を作る時にどういったデザインなら高級感があるように見えるのかとか、デザインの勉強もしましたね。その勉強は時間がないとできないので、フリーランスになってよかったなと思いました」
―黒い服とグレーの背景も計算して。
フカウラ「そうですね。僕と言えば○○みたいなのがブランディングだと思うので、成功しているかなと思います。僕と言えば黒とか、僕と言えばセンターパートとか、落ち着いた佇まいとか、そういうものを確立していかないと、価値は高く提供できないと思います」
―これまでの歩みは人におすすめできますか?
フカウラ「僕は自分の幸せの判断の軸が、安定やお金、福利厚生じゃなく、自分で全部決められることとか、自分のこだわりを全部反映したサロンを作るというのが第一なので、そういう人にはおすすめできるとは思います。あと、責任は全部自分なので、リスクを背負う覚悟がある人だったらかなりオススメかなって感じですね。組織にいるときよりスピード感が全然違うし、若くして注目されるようなキャリアは積めるかなと思います」
―なぜ自分ができたと思いますか?
フカウラ「自分の第一の特徴というか強みだなと思っているのが、分析をしたり戦略を練ったり論理的な思考ができる、感覚じゃなくロジックで考えられるということなんです。こういう行動したらこういう成果が出るということがちゃんと考えられる。それだけじゃなくて行動力もちゃんと持ち合わせていると思います。普通顧客0でフリーランスになるとか、たぶんやらないと思うし。サロンも5月中旬に作りたいと思ったらすぐ動き出して、9月中旬でもう工事に入っているとか。ただ論理的思考ができるだけじゃなく、行動力がともなって、あとはなんとかなるみたいな楽観的な面もあってうまくいったかなと思いますね」
―環境も変わってきましたよね。
フカウラ「昔と比べて、若くして売り上げられるような環境も整っていますよね。これからもさらにオススメしやすくなってくるかなと思います。より若手が活躍できる環境が整えば」
―フカウラさんは、これからをどう見ていますか? 自己ブランディングのあり方も変わってくるかもしれないとか、そういう読みは?
フカウラ「SNSなどのネット集客も大事ですが、結局美容師は人なんですよね。お客様にちゃんと好かれる人になってないと無理だと思います。人としてちゃんとした上でSNSなどを磨くのはいいと思うんですけど、最初からSNSだけやっても、人間的な魅力と美容師としての魅力がなければリピートしないし。結局そこが一番大事かなと思います」
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