■美容師が最後の絵まで決めるディレクション力の養成に力を注ぐ
―スタッフ向けに力を入れてることはなんですか? 待遇や集客、育成などありますが。
後藤「そういうのとは違いますね……ディレクションするということを経験させようと思って、それをけっこうやっているかもしれないですね」
―ディレクションというと?
後藤「僕はヘアメイクの仕事もやっていて、例えばファッションの撮影現場だったら、ファッションが先にあってカメラマンが決めて、最終的にヘアみたいなテンションが結構大きいんです。その一方で、美容師さんってインスタにたくさんスタイルを上げたり、世界観を作ったりを頑張っていますよね。だから美容師が最後の絵まで決めてもいいのにって、ずっと思っていたんです。そこでスタッフにお金を渡して、カメラマンなどスタッフをそろえて、ロケとか撮影も決めて、最終的に絵で見せてという一連の作品撮影をやっています」
―なるほど。
後藤「これは自分たちの世界観を発表できるほか、それをお金にできることに考えたいという狙いもあって。そのために必要であれば、世の中のイケてる人と一緒に仕事するっていう部分を、ちゃんと作るのが自分の中では大事だと思っているんです。ディレクションできるとめっちゃ面白くなるんです」
―そういうことか。
後藤「本当にかっこいい作品撮影って街とつながっていると思っているんです。学生の時はめっちゃ作品撮影をやるけど、美容師になるとストリートの匂いがどんどんなくなっていくと思っていて。美容が主役になりすぎているというか……この感覚は難しいんですけど、美容師には街のイケてるヤツにイケてると思われたいみたいな願望があると思います。そういう部分を形にできるような場所にはしたいと思っています」
―条件というより機会をあたえる。
後藤「ビジネスもすごく大事なので、みんな売れセンにふるのは当たり前だとは思うんですが、うまいこと大きくせずやれば、純度を保ちながら自分たちのやりたいこととのバランスがとれるんじゃないかなと思っていて。それを実現させたいんです。スタッフが彼らの年齢のイケてるヤツと繋がって、これめっちゃいいよねっていうのをちゃんと形にできるようなベースを作って」
―ここでしか聞けなかった考え方です。
後藤「お店に俳優の子とか、音楽やってる子とか、カメラマンの子とかが来てくれたりするんですが、最終的にヘアメイクで現場に行ったり広げたり、一緒に仕事をやることに繋がると思って、いろいろやっているつもりです」
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