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empowered talk【ワタローさんの新しいストーリーがはじまりました!】

■言葉が通じなくても髪の毛でコミュニケーションがとれる、出会える

―もうちょっと詳しく聞かせてほしいんですが、ロンドンは楽しいっていうのは何が楽しかった?
W「髪の毛の作り方とか日本とは全然違うオーダーで。そもそも人種とかで髪質が全然違いますし。なんかせっかく美容、髪の毛をやっているのなら、どんな人もやりたいなと思えたんですよね。結局アジア人しかかわいくできないのはもったいないってなって。で、言葉が通じなくても、髪の毛でコミュニケーションがとれるじゃないですか? 出会えるじゃないですか、人は。髪を切って。そういうのをもっと活かしたいと思いました。英語を喋って、どんな国でも髪の毛に携わる仕事できたらいいなって、本気で思ったんですよね」

―では、パリは何が楽しかった?
W「全部。超緊張してました。もともとヘアメイク自体も緊張するんですが、ショーのヘアのバックステージってなにもわからないまま、参加したので。それで、いきなり初めて見たショーが、ウィッグをランウェイモデルにかぶせるウィッグスタートだったんです。それが新鮮だし、めっちゃ独創的だし。クラシックじゃなくて、結構破壊してる感じの。普通の概念では作らないウィッグばかりで、それがすごい楽しくて、こういう世界もあるんだ!みたいな」

―それをいくつやったんですか?
W「 3つです。キディルとギャルソンと、ベッドフォード。ギャルソンも、本当に運が良かったというか、初日にキディルの打ち上げみたいなので、パリ在住のメイクの子が「人を探してるブランドがあるから紹介するよ」って言ってくれて。 それが、ギャルソンだったんです。で、めっちゃ頑張ったら気に入ってもらえたっぽくて。この間のパリも行きました。ギャルソンで」

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