【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド／HEAVENS

■ウソをつかない、真っ直ぐ、いいやつ

―デビューまでは何年ですか？

SERATA「今は3年を目安にカリキュラムを組んでいます。以前はデビューまで4〜5年かかっていましたが、クオリティを落とさずに期間を短くするよう見直しをしました」

―スタリストになってからの勉強会は？

SERATA「スタイリストミーティングというのが月一回あって、アシスタントレッスンよりレベルの高い技術を勉強します。今感じている疑問とかを投げかけて。ウイッグを真ん中に置いて、みんなで取り囲んで。

ほかにアシスタント、スタイリストを合わせての勉強会もあります。月に1人誰かを立てて、その人が得意な何かを発表して、みんなでそれについて考えていくという。先月はパーマの詳細な技術をウイッグで実験しながら学びました。レッスンの時間はベーシックをおしえるけど、応用の技術とかは、みんなでまた時間をとってやっています」

―技術にストイックですね。

SERATA「技術だけじゃなくて、僕は今月の担当ですが、50〜00年代のファッションカルチャーをひもといて説明するつもりでいます。そういうのもアリです」

―デビューしてから伸びる人とは？

SERATA「人です。人間性。デザインもあるけど」

―どう伸びていきますか？

SERATA「自分の行きたい方向が板につきはじめたら、結果がともなってくると思います。もちろん僕らもいろんなアドバイスはするけど、結局自分のマインドとマッチしていないと続けられないし、自分で決めないといけない。本当にやりたいことが見つかったら止めたりはしないです」

左から担当者／NASUさん、SERATAさん＜「CHOKiCHOKi2023Winter」より＞、担当者／NASUさん＜CHOKiCHOKi WEB「2023ワタシの推しヘア＆ファッション」より＞

―HEAVENSで美容師をやっていく上で必要なことはどんなことですかね？

SERATA「ウソをつかない。いいやつ。真っ直ぐ。これだけできていればどんなポンコツでも愛せますね、技術はできるようになるまでやらせるので。ちゃんと向き合って、やったらできるようになるんです。人間性は、本人の意識しだいなので」

―育成のベースになっているものはなにかあるのですか？

SERATA「特にないですが……思いやりがあってみんなに好かれるいいやつであって欲しいです。ほんとに。それが一番。そこに持っていくようにはしています。美容師的な観点では、いろんなものを見て、いろんなところに行って、美容だけじゃなくていろんなことを知って、カルチャーを知った上でヘアやファッションに落とし込んで欲しいですね」

―辞める人はいますよね？

SERATA「最近はウチを退社して、美容師を辞める人が多いです。旅に行きたいとか。そういう理由で辞めていくのは、個人的には仕事より人生が大事だと思っているので、いいと思います。もちろん辞めてほしくはないから止めますが、いろいろ話し合って難しそうなら仕方ないです。あとはお互い辞めるときに気まずくならないように、気持ち悪くならないようになれば。その人の人生だし、自分で決めたことだから。以前は、人と人との摩擦で辞めるって人が多くて嫌だったけど、それをなくしました」