■オーガニックの先駆けとなったサロン
―Marrowsはビルの9階で隠れ家的ですし、本当に知っている人しか来ない感じがしますが、顧客だけでやっているということなんですか?
神田「いえ、ネットでバンバン新規のお客様が来ますよ。インスタや集客サイトで毎月新規70人くらいきます」
―サロンの雰囲気はどういう狙いがありますか?
神田「やはりニューヨークの空気感が好きなので。好きというか、僕からするとそれが当たり前になってるから。だから家具はやっぱりヴィンテージだし。採光が取れて、風通しよくって感じです。他のどことも被らない雰囲気はあると思っています。それもやっぱり、NYでお前のスタイルって何って聞かれたことから磨いていきました」
―特徴は、やはりオーガニックですよね。そこに目をつけたのは、どうしてですか?
神田「成分や、化学的に髪に何がいいだろうかって追求していたときに、結局オーガニックにたどり着いたんです。同じようにオーガニックに注目している先輩と研究していた中で……ちなみに、ジョンマスターオーガニックってご存知ですか?」
―お名前ていどでしか……。
神田「ニューヨークにいるときに、ジョンマスターオーガニックのサロンに見学に行かせてもらったんですが、けっこう衝撃をうけたんです。風力発電だし、あんな街のど真ん中で。パーマ液とかカラーとか、ケミカルは一切排除して。で、フェイスガーゼがきゅうりだったり、もう徹底していて。すごいなって。そこまではできないにしろ、これから日本でもきっと需要が伸びていくはずだなと思ったんです。香りもアロマで気持ちいいし」
―まさに日本では先駆けだったんですね。
神田「めちゃくちゃ先駆けでした。最初は「なにそれ? シャンプー泡立ち悪いんだけど」みたいな。使っていくとそうなくなっていくからっていうのを粘り強く伝えて。めちゃくちゃ苦労しました。ケミカル全盛でしたし、オーガニックって分野がだいぶ際物扱いでしたから。でもNYではオーガニック専門のスーパーが沢山ありしましたし、日本でも青山にはあったのかな。そうそう、ファッション的な拡がりとしてオーガニックは確実に広まると確信はありました」
―そうでしたか。
神田「何回もブレそうになりましたけど、追い風があったんです。伊勢丹の地下が全部オーガニックコスメになったり、ルミネにもコスメストアが入ったり、世の中のマーケット的にオーガニックが認知されはじめました。するとウチの売上もぐーっと上がりました。当時は取り扱いが少ないから、遠方からもお客様がたくさん来てくださいました。ハッタリじゃなく本気でやってるところを探していたと。そこでもやっぱりNYでの経験は活きましたね」
―お客様はどんな方ですか?
神田「女性が8割です。幅広いですね。20代中盤から70代まで、等しい割合でいらっしゃっています」
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