【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/OLTA
サロン求人に待遇や福利厚生などの条件面で大きな差がなくなってくると、そのサロンの特色をみますよね?
今回のサロンはその特色が際立っています。
パワーワードは「オルタナティブ」。
店名が理念、スタンスそのもの。
カルチャーが生まれる前の、何かが起こりそうな気配が染み込む。
そのマインドのもとに人が集い、アクションにファンが集まる。
今回は原宿のOLTAです。
オーナーは、CHOKiCHOKiでもおしゃれキングとして活躍してくれた後藤泰さんです。@olta.goto
(おそらく、こんな内容の話は初めて公開すると思います)
■ポップではないですね……アングラというかストリートというか、そっちに近いです
―オープンしてどのくらいですか?
後藤「今年9年目です。来年で10年です」
―OLTAの名前の由来をおしえてください。
後藤「オルタナティブです。オルタナティブロックも含めて言葉が好きで、それの頭文字をとって文字を当て込みました」
(※オルタナティブ=主流なものに変わる新しいもの。代案。代わりとなる)
―10年経って規模は変えていませんよね。大きくするとかは考えませんでしたか?
後藤「開店当時の将来像としては考えてはいました。でもスタッフ一人一人との距離感や、自分が大事にしたいところとか形にしたいことを実現するには、大きくなると難しいというのが出てきて」
―具体的にいうと……?
後藤「コミュニケーションの密度とか人間的なスピード感とか……僕の中には、東京ってめっちゃ速いから、もっと自分たちのスピード感を大事にしながら、じっくり中身を作っていく、人生を考えていけるようなスピード感をもちたいという思いがあります。それは規模が大きくなるほど難しくなる。そのためには大きくするだけが正解じゃない、自分の身の周りの頑張れるところだけで頑張りたいという考えがあるんです。それがゴールなので、大きくすることを考えてなかったという。それが一番大きいですね」
―それは理念などの言葉で表現されるものだったりしますが。
後藤「それをいい感じの言葉にするっていうと、ちょっと難しいんです。明文化したくないっていうのが最初からあって。言葉にするのが得意ではないんですよ」
―でも、これはOLTAっぽい、これはOLTAじゃないというのが出てきますよね? それをスタッフはどう判断していくんですか?
後藤「それはこんなお客様に、こんな人に支持されているとか、作るスタイルがこんな感じとか、そういうことを材料に判断していると思います。言葉にすると僕自身はそれにとらわれてしまうというか。その時、その時、思うことはあるんですが」
―というと?
後藤「人間なんて、明日変わるじゃないですか。その日にお客様に会って、スタッフとも会って、その日ちゃんと感じて、仕事してって」
―これまで聞いたことのない考え方です。
後藤「最初からウチはこういう店ですと、あまり出してないんですよ。だから成長企業みたいな感じになりづらいと思います。もっとエッセンスはたくさんあるから、ノリ的には……ポップではないですね。なんというかアングラとかストリートとか、そっちのテンションになっているかもしれないです」
この記事へのコメントはありません。