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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/bloc japon

◼️過去を大切に、未来を想像し、現代を創造する

―blocは歴史あるサロンですが、オープンはいつでしょうか?
山本「2001年04月22日で、23年目です」

―競争の激しいエリアで、なぜ20年以上続いたと思いますか?
山本「理由はわかんないけど、ただ自分の中で大事にしているのは、個の表現の自由度みたいなものが、やっぱりあってほしいということ。これはオープン当時からずっと思っています。
例えば、パスタが好きな人、ラーメンが好きな人。食べたい物が違った時に、それが両方ちゃんと成立している場所だったらいい。自分の中で、ギャルとモード、それは一緒に、両方のこだわりが手に入る場所の方がいいという考えです。」

―ああ、なるほど。
山本「とはいえファミレスみたいな感じのなんでもアルじゃなくて、伊勢丹のフードコーナーのような、一定の人が作る、ちゃんとしたこだわりを持った1つの箱(区→bloc)でありたいと思っています!
だからいろんなジャンルの方と出会いも多いのかなと思います(笑)」
―そうなんですね。
山本「今もお客様の年齢層/ジャンルはバラバラです。オープンからのお客様も、さらにそのお子さんもいらっしゃってくれてます。この辺で生活している方だったりすると、3世代でいらしてくれて面白いですよ(笑)」
―お店はどんなコンセプトでしょうか?
山本「店舗はイタリアの伝統的な建築にインダストリアルクラフトをMIXしています。で、hairつくりに関してはインスタトップの(過去・未来・現在~)ってところです。なので、背景を大切にジャンルレスに。
モードもポップもエレガントもやる。僕はそういう意味で、バランスって言うか、あんまりジャンルで人との距離を作らない方がいいという考え方です。見た目は置いといて、みんないい人ばっかですから(笑)」

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―instagramのトップにも記してありますね。
山本「はい。これ、飲食に例えるとわかりやすいんですけど、飲食ってファッションっぽい飲食もあれば、ちょっと入ってパッと食べる店もあるじゃないですか。ここに書いてあることは、ごはん屋のジャンルだって、和食からフレンチ、チープから高級まであるし、それに例えると美容院でも様々なジャンルがいっぱいあるよね、って。

@bloc_japon

その前提は当たり前にあって、その中で過去を大切にというのが、60年代が好きとか、70年代が好きとか、今だと2000年代が好きとか? 例えば2000年だとしたら、2000年代の本を見て、2000年を混ぜるだけじゃなくて、まず2000年代に入る前から、なぜそんな流れになってきたのか?を知らないと、モノ創りに入れないじゃないですか? そうしないと2000年風にしかならないから、当時の人の気持ちや生まれる背景をコピーするというか?

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例えばローリングストーンズでもいいんですけど、この人たちは、何を見てこんなグループを作ろうと思ったのかな? と思うと、ググってストーンズが憧れていたモノ/コトを見たい。その時の同じ気持ちでモノを考えられるとしたら……で、感じとれたとするじゃないですか? そんな思いを馳せながらストーンズと同じ想いで僕はヘアを作れると思う。だから、ちゃんと過去を見てあげないと。過去を大切にして現代に創造しますというのは、ごく普通のことな気がします」

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―そういう話をスタッフのみなさんにされる機会はありますか。
山本「聞かれれば(笑)。と『山飯』という食事会があって、そういう場とかいろいろです(笑)」
―では何の話をされるんですか。
山本「どんなテーマにしている? とか、こういうのが昔あったよ! とか。しています」

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