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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/CHROM TOKYO

◼️デザインごとにデビューしていって、メンズヘアはオールマイティにできるように

―技術については、どのようなところからスタートして、どのようなスタイルで?
関川「一応バーバーなのでシェービングとか、ヘッドスパとか。ウチはパーマが多いので、その次にはパーマにすぐ入っちゃいます。で、カラーやって、矯正やってという感じです」

担当/細田結人さん @chrom__yuito

―さっきおっしゃっていたような、オールマイティできるようになってからデビューですか?
関川「いや、違います。ウチの教育のテーマは『ちゃんと10年後も売れるスタイリストを作ろう』なんですが、それをなるべく早くやろうという目標があります。働いている時間に授業や練習する日を設けて、その日に集中して練習する。そこにこれからカット、デビューするという子たちを集めて、月に2回くらい。そのたびにウイッグも一体支給しています」

―アカデミーみたいな日があるんですね。
関川「一応そのウィッグのテスト、あとはモデルでテストがあって、例えばそれがセンターパートだとしたら、ウイッグ・モデルの両方を合格したら、じゃあセンターパートだけはお客様に入ってもいいよというスタイルです。デザインごとにデビューしていくジュニアスタイリストという枠があって、それからウチが規定で出している全種類のデザインを終わらせてねっていう流れがあります」
―全種類となるとジュニアスタイリストの期間が長いケースもありそうですね。
関川「人によっては、長いかもしれないですね。例えば特化してマッシュだけ推しているのならマッシュだけを覚えればいいって話なんですが、それこそ今日の撮影のモデルさんみたいにロングだったら、多分そのテクニックだけでは補えないところもあるわけじゃないですか。でもできないと僕はダメだと思っています。とりあえずメンズスタイルはオールマイティにできるように覚えてねっていう」

―へこたれませんかね?
関川「でも、この職業はやっぱり髪を切っていると、切りたくなってくるんですよ。次にはこれを覚えたいとか、それだけでも楽しいし、モチベーションにはなるんじゃないかと思っています」
―最初のデビューまでどのくらいですか?
関川「去年は半年とかでデビューしたことがありますよ。確かマッシュとかでデビューしたんじゃないかな」

―いろいろ初めて聞く話が多いです。
関川「大手有名美容室はなかなかそういう風にはいかないかもしれませんよね。まだウチは小さいし自由度が高いっていうのがあると思いますけどね」
―スタイリストとして伸びるきっかけとどういうところですか?
関川「やっぱり人間性ですね。テクニックに大きい差があるっていうのだったら、もっと練習しろってだけなんですが、お客様をリターンさせるっていう意味では。お客様に対してどういう思いなのか。仕事に対してどういうフェーズにいるのか。そこのフェーズが上がっていくと、おのずと増えていく、伸びていくというのがあります。結局、人間性かなと思います」

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