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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/salon Lyla

◼️自分がいいと思うものを表現して、それをお客様が欲しいと思う重なる部分を探す

―オーナーのビジョンとしては、お店を大きくしていこうなどありますか?
杉本「お店を続けていく上で必要であれば大きくしていきたいと思っているんですが……バランスなんですよね。コンセプティブでカッコいいことはしたいと思っていますが、でも売れなきゃ意味がないとも思っています」

―そうですよね。
杉本「いろんなアプローチがある中で、やっぱり死んでから評価されるアーティストよりも、アンディウオホールとかバスキアみたいに、商業とカッコいいことのバランスが取れているような、そういう感じが1番理想的なので、カッコいいことをやりながら売れているものを作るという、そこは僕の挑戦って感じです。それをやりたくて自分でお店をやり始めたみたいなところはあります」

―ああ、わかります。
杉本「以前はお客様が欲しいものを届けて、その中で自分が表現できたらっていう感覚だったのが、今は逆に自分がいいと思うものを表現して、それをお客様が欲しいと思う重なる部分を探す作業をやりはじめた感じです。順番が逆なだけなんですけど」

―その考え方は今のところ順調?
杉本「色々、いろんな人の話聞きながら、変化させながらやっていっています。やっぱりこれ反応あるんだ、みたいなのがあって面白いですね」
―へーえ。
杉本「それが、例えば売れ線が好きでやっていきたいであっても、それは全然いいと思うんです。好きで貫いていることはカッコいいと思いますし。自分的にはそれがダメだっていうことではなくて、自分に嘘をついてやることがダメだっていうことなんですが」
―そこに賛同してくれる人が入ってきてほしい感じですね。
杉本「そのミスマッチが起きないように」

―それはそんな気がしますね。では、社内で常に口にするようなことはありますか?
杉本「『答えは相手が持っている』ということはよく言いますね。お客様であれスタッフであれ、自分がどうのこうの言おうが、答えを持っているのは相手なので、相手のためにやるんじゃなくて、相手の立場に立って考えましょう、と。相手のためにやっちゃうと、ちょっと見返りを求める方が強くなっちゃうので、相手の立場に立って、相手だったらどう考えるという考え方を持ってやってほしいっていうことは言っています」
―ふむふむ。
杉本「それと、スタッフが売れるサポートをするのが会社ですが、でもやっぱり売れたいと思っている人しか売れないんです。売れる努力とか売れる行動をしている人でないと売れないので、そこは常に言い続けないとなと思っています」

―自分として心がけていることはなにかありますか?
杉本「基本的には口に出して言うようにはしています。黙っているだけだと多分怖がられるから(笑)。とにかく伝えるようにしています。その場で、裏表なく」

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