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ハートに火をつけて【すでに一つのファッションカテゴリー『彼岸』のストーリーを追った/後編】

■【HIGAN goes on】

―今まで影響を受けた人とかいますか?
大崎「とんでもなく影響を受けた人とかはいないんですけど、全員から影響は受けてますよ。ただ、影響を受けすぎないっていうのは、やっぱり自分なりに自分があるんで、いろんな人の良さを取り入れながら、自分らしさも捨てずに」
りいち「今、それこそ一緒にやってる龍之介からは、影響をすごく受けてますね」
―やりたいことがあったら、動くことですね。
大崎「そうですね。 特に東京でアパレルをやるって余計にそうだと思います。東京って、やっぱり物事のスピードの速さ、仕事の早さだと思っています。仕事のできる速さとかじゃなくて、決まってからやり始めるまでの突発的なスピード感。動き始めるとすごい早い。準備できるものも用意しやすいし、東京だと。何か一緒にやろうとか、何かし始めるとかも行動しやすいです」

―うんうん。
大崎「こういうことしたいとか口だけで言ってるだけだと、あまり成功しないんじゃないかなって思ってますね。人に俺はこうやってやるんだとか言う前に、もう考えた瞬間になんかやろうとし始めてる子とか、実はこっそりやり始めて、バーンってやり始めたらみんなに言おうとかぐらいの子の方がうまくいくと思います」
―そういえば大崎さん、上京して間もないころのイベントって何やったんですか?
大崎「普通に飲みですよ。最初は僕がやっていたオンラインの古着や先輩がやってるブランドを見せるという体で、知り合いをいっぱい集めて酒飲んで話しましょうみたいな。1回飲み会とかやったら20人30人とか当たり前に集まってたんですよ、マジで。ほんとに50人とか集まったり、もうめっちゃ友達多かったんですよ。インスタグラムの共通の知り合いとか100人、200人とかいるような状況でした」
―じゃあ振り返ってみて、ああしとけばよかったなみたいなことはありますか?
大崎「ないですね。やってよかったです」
りいち「そうですね。ありません」
―今までのお話を聞いていると、もうすでに彼岸自体がファッションの一つのカテゴリーになっているような気がします。人の集まり方とか、哲学とか……これからなにをするのかなって。
大崎「彼岸って、やっぱ今のアパレルの中で起こっている熱の一つではあるので、絶対に。どの業界の人も大体知ってくれてたりとか、フォローしてなくても知ってくれてたりとか、そういう人もすごく多いので、 一つの形ですね。だから大きくフランチャイズ化していくとか、そういう店じゃない。今いるスタッフたちもどんどん育って、本当に業界でも顔が効くようにカリスマスタッフになってくれたらって。あの子ってもうずっと彼岸で、彼岸の人だよねって言われるぐらいの子になってくれたらという感じです」

―やはり。普通のとこじゃないなと思ってましたけど。あ、やっぱりそうでした。
大崎りいち「ありがとうございました」

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