■夢や目的がある人を求めています
―新卒採用の応募数はどのくらいですか?
伊藤「一次、二次、三次合わせて70名くらい。今年の3月には初めて三次募集も行いました。応募者は主に関東圏、大阪も多かったです。SNSでウチのことを知るみたいです。あとはスタッフの後輩も多いですね。その先輩を尊敬していてとか。学校訪問とかして知ってくれたりとか」
―実際に受かるのはどんな人ですか?
伊藤「さっきいった夢や目的がある子ですね。本当に似ている人が多い気がします。毎年」
―書類選考の基準は?
伊藤「あまりにもサロンの雰囲気と合わないような方はお断りさせていただきます」
―次が面接ですね?
伊藤「集団面接で、4〜5人の幹部が面接をします」
―どんな質問しています?
伊藤「自己PRと、自分が大切にしていることとか、休日の過ごし方とか聞きました」
―伊藤さんはどんなジャッジをしていますか?
伊藤「言葉ってその子の個性が出るので。面白いですよ、この子ふだん本読んでそうだなとか。自分がお客さんで入った時に安心できるかという視点でも見ますし。間違ったことをしても、ちゃんと謝れたりするんだろうなとか。とにかくお客様主体なので」
―他の人はどんな視点で?
伊藤「学歴見ている人もいれば、絵を持ってきたりする子もいるのでセンスを見たり、ファッション見ている人もいるし。意外と爪が欠けていたとか見つけたりする人もいます。そういうところって意外とボロが出たりするんですよ」
―次はサロンワーク?
伊藤「そうです。今年度は24人が、昨日とおとといでやりました。1日3店舗回ってもらいました。2時間ずつ。2時間だとできることはないので、話し方とか気遣い、反応を見たりしました」
―そういえば一次募集の締め切りが4月でした。早いですね。
伊藤「早いです。いい子って早く採用したいというのがあるのと、併願がダメという美容学校もあるので、早めに」
―その時期だと、1年生のうちにここに行きたいというのが決まっていないと、集まらないんじゃないですか?
伊藤「そうですね、夏休みとかにサロンを見にいったりする人も多いと思いますし。でもここに来たいって思っている子は、ずっとウチのことを見ていたりするのでそういう人は早めに採ってあげたいなというのがありますし」
―一次募集の結果はいつ出るんですか?
伊藤「5月に面接があって、6月の上旬にはわかります」
―では二次募集は?
伊藤「例年だと9〜10月くらいにやっていました。他のサロンを落ちた子を二次で採りたいという目的です。あとは一次で落ちた子も再チャレンジできるように。それで入社した子もいますよ」
―採用基準は?
伊藤「バラバラですね……私は姿勢だったり発言だったり、表情とか、人としても行動、挨拶、お礼がちゃんとできるかとか見ていますが」
―すると意見は割れますよね?
伊藤「それが、けっこうみんないっしょだったりします。感覚が同じなんだなと私も思いますし、そこが面白いところです」
―併願はOKですか?
伊藤「ウチはなしです。Belleに入りたいと強く思ってくれるほうがうれしいので、やはり。あっちもこっちも決めきれないというはわかるんですが……今後の検討課題のひとつではありますが」
Photo/福持英助(一部除く)
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