【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド／Miyu’s

◼️アシスタントから高収入も可能だけど、肝心なのは謙虚さ・誠実さ

―今も練習している方がいますね。エネルギッシュです。

長谷川「どうしても頑張らないといけない、努力しないといけない下積み時期はありますが、今はあんまり強制できない時代じゃないですか。そういうところに対して、僕らは楽しんで練習するような風土感を作っています」

―楽しんで練習。

長谷川「だから一番上の僕は、今朝5時から後輩の練習見ているんです。上がしっかり下を一緒に引っ張って練習見てあげたりします。今日も休日ですが、出てきたりして。一年生の子たちは出勤扱いで、研修という形で」

―めっちゃ働く人たちっていうことじゃないですか。それはイズムとしてあるんですか？

長谷川「上の人間がそうなると勝手に伝播していくって感じです。上が頑張ってないのに上から頑張れって言われたら結構ウザいじゃないですか？　ウチは上が一番働くので。休みなく練習も見るし。そういう風土感を作るから、それがどんどん伝染して、下まで行くっていう流れなのかなと思います」

―ついてこれますか、みなさん？

長谷川「もちろん強制はしません。すごく頑張る人間と、普通に定時にちゃんと帰る人もいます。でもそこに対して、残っているから偉いっていう評価制度は作っていないんです」

―普段の練習はどんな感じですか？

長谷川「朝練は平日の3日間、一応練習会を設けて参加してもらいますが、それ以外は自由です。アシスタントの子であれば営業時間外でモデル呼びます。ウチはモデルのバック率を90％に設定して、還元しています」

―え？　すごくないですか？

長谷川「例えばモデルを呼んで施術料金が1万円だとすると、本人に9000円入ります。会社としては厳しいんですけど、やっぱりアシスタントの時は一番お金がかかるじゃないですか。自分に投資しないといけないですし。そこは会社がサポートしてあげようと。それでアシスタントで最高月収70万円ちょっとぐらいになります」

―そうすると、デビューすると収入が減ることもあるんじゃないですか？

長谷川「そうなんですよ。でも上げた生活水準は下げられない。そしたら死ぬ気でやるしかないんです。なんかそれが一番人育つというか」

―そうなんですね……ほかにも技術者として伸びるきっかけはありますか？

長谷川「謙虚さですね。謙虚さがあって、ちゃんと努力できる人間が、着実にこなしていけば、絶対美容師って絶対売り上げ上がると思っています。だってリターン率の問題じゃないですか。常に毎年100人集客できていたとしたら、そのリターンをちゃんと80％取っておけば。だから必ず一つ一つ謙虚に誠実に向き合って努力してれば絶対売れない人って出ないなとは思っています」