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【美容師と服vol.22/島田新さん(puune)と中目黒の『Came unto me』】

Came unto me


中目黒駅を出て、目の前の山手通りを北へ。徒歩5分くらい、山手通りと目黒川の中間くらい。1Fにもつ焼き屋さんがあるビルの2Fにあります。広めで整然としながらもこだわり感が伝わる空間で、ゆったりとストレスなく商品を見ることができます。

@cameuntome

◼️ジャンルに制限なく「普段着れるけど、よく見るとあんまり見ない服」をラインナップ

―お店はいつからになりますか?
宮野「お店は2015年に渋谷ではじめて、その2年後に中目黒に移転しました。今11年めですね」
―お店の名前は「私のもとへやってきた」という、そのままの意味ですか?
宮野「実はあまり意味はなくて。前職を辞めて古着卸の仕事を始めたときに、適当にアントっていう名前をつけてやっていたんです。で、そこから派生してお店もやっていく予定だったので、そのアントにくっつけたかたちになっています。結局今は古着卸はやらなくなって、お店の名前だけが残ったんですよ」
島田「確かになんの意味かなと思うんですけど、なんかおしゃれとしての今までの宮野くんの歴史が繋がった名前なのかもしれないですね。可愛いよね、お店の名前」
―コンセプトをおしえてください。
宮野「これも説明が難しいんですけど(笑)。「普段着れるけど、よく見るとあんまり見ない服」みたいなのはちょっと自分の中にはあります。それとお店としてはまた来てもいいと思えるようにはしたいなと思ってますね」
島田「さっきも言いましたが、“ありそうでないもの”があるお店なんですよ」
―何か自分の中にそうさせているものがあるんですか?
宮野「古着がやっぱり好きなんです。古着って幅広いですから、その中ではできるだけ制限をつけたくなくて、完全に古着でどこまでできるかっていうのを拡張したいみたい気持ちがずっとあるんです」
―ミリタリーもあれば、スポーツもあり。こっちのラックにはジャケットもありますよね。
宮野「ブランドもジャンルは縛らないけど、そのジャンルの中では良いものを置いてやりたい。ジャンルの制限はしないけど、アイテム的なクオリティにはこだわっています」
―そのあたりがピックしていくときの基準ですね。
宮野「そうですね、やっぱり見たことなくて、このアイテムのこの素材はないよねとか、このデザインはないよねとか……それにそのときの気分と情報がもとになったりします。なかなか言葉にはしにくいですが、でも絶対にいいものということは外さないです」
島田「その時の流行とかもあるよね」
宮野「時代性と普遍性と気分、それに古着のモノ的な価値もちゃんと見て判断します。そのあたりの掛け算なんですよ。自分の中に判断するチャートがあって、それにどうはまるかみたいな感じで」
―ヴィンテージをがっつりやろうとか、なんかそういうのでもないですもんね。今のお話を聞いてると。
宮野「ミディアムレアみたいな意識はあるかもしれないです。めっちゃレアじゃなくて、ちょいレアぐらいというか。ヴィンテージも大好きなんですが、ただやはり買えないのと、客層が固まってしまうと、ファッションというより骨董寄りになってきちゃうので、それはあまり面白くない。自分は中途半端な服が結構好きなんですよ。アメリカっぽいけどヨーロッパっぽいとか、アメカジっぽいけどキレイとか、そういう服が好きなんです」
―ミディアムレアっていいですね。
宮野「アメリカにヨーロッパっぽいもの探しに行ったりとか、ずっとそういう感じでやってるんです」
―だから“ありそうでないもの”があるんだ。
宮野「例えば、デニムジャケットの形でナイロンみたいなのが好きなんですよ。なんかそういうちょっとひねくれた思考の。もともと僕が古着を好きになった時は、面白い服を探しに行くのが古着という感じだったので、ずっとその感覚が残っている感じですね」

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