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【美容師と服vol.20/古沢コウさん(LIPPS hair)と『ROOT』】

ROOT


◼️初心者にもエキスパートにも刺さる、ちょうどいいところをおさえているお店です」(古沢)

―古着屋さんで独立はしたかったんですか?
須藤「そうですね、やってみたいと思っていました。古着屋って雇われだと何歳までできるんだろう、40歳が限界だなと思って。であれば独立以外に方法がないな、と。古着屋のスタッフさんって,キャリアのステージ作りがないんですよ」
古沢「昔からお互い人生設計についての頭は働いたんですよ。どこか1回チャレンジしないといけないみたいな、そういう話は結構していました。別に一緒になにかやるとかじゃないんですけど」

―ROOTのオープンはいつですか?
須藤「2016年です。来年で10年になります」
古沢「ウチ(LIPPS hair大宮)は11月で10年。ほぼ一緒ぐらいのタイミングで、そうなったみたいな」
―お店の名前の由来は?
須藤「道筋を表す『route』をもとにした造語です。そこには、『古着を通って自分のファッションを見つけ出す通過点でありたい』という想いを込めていて」

―原宿で古着屋開店なんて、お金かかりそうですけど。
須藤「貯金していました」
古沢「昔から、めっちゃちゃんとしてるんですよ」
須藤「まあなんとなく貯金は始めていて。服も貯めていたので、それを少し売ったりしてお金を作ったりもして。基本的には貯金でやりましたね」
―どんな店にしようと思っていましたか?
須藤「初心者の方も楽しめて、服好きな人も楽しめるように。“ここにしかない古着”みたいなのをやってみたかったですね。ヴィンテージではないんですが、レギュラーにもレアな古着というか、見る人が見ればわかるみたいなアイテムがあるんですよ。それをなるべく置くようにはしていましたね。同業の人にも褒められたりして」
―品揃えの特徴は?
須藤「レギュラーをメインに、今はレザー強めにやってます」
古沢「お客さんから見たら,ちょうどいい感じなんですよ。今っぽくて、汚い古着ではないし。古着好きな人から見てもいい感じだし、一般的な人の視点から見ても、ちょうどいいところをおさえているみたいなイメージですね。オーナーのこだわりがちゃんと反映できるぐらいの規模感で、おしゃれ感度の高い人、低い人、どっちも拾えるような感じがします」

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