四千頭身都築拓紀さんの服作りプロジェクト第4弾
■TRワイドストレートパンツ
栗林さん(Inter factory)「ワタリを5cm広げて、裾も広げました。バランス感はくずさずに」
「かなり太いはずなんだけど……なんかなあ……無骨になったんでしょうけど、なんかスマートなんだよな。もうちょいだらしない感じが欲しいんですよ。むずいなあ。ひょっとして僕の作ろうとしているシルエットと生地の相性がよくない??」
右田さん(Inter factory)「落ち感は生地の問題が大きいですね」
「そうですよね、限界ありますよね……生地自体は、履き心地はめっちゃ良いので、だらしなさがほしいんだよなあ……こういうシルエットの」
右田さん「じゃあもっと太くしていいってことですよね?」
「じゃそもそも僕のとっている寸法自体が届いてないってことですかね?」
右田さん「おそらく。裾幅変えずに、腰まわりだけ思いっきり太くしてみるか」
「なんか無骨ストレートパンツみたいなのを目指したいんです。タックインとかした時に、このへんがでこぼこってするイメージ。ベルトループ幅も伸ばして、細いベルトしたときにこのあたりがぎくしゃくしてくれたら。リーバイス505のウエストでかいやつを細いベルトでしめたときに、この辺が歪む感じがいいなあと思ってて」
右田さん「なるほど。ストレートだとどうしてもワイドパンツになっちゃうので、ちょっとテーパードさせましょうか? 裾幅キープでワタリだけ太くしてみようって進み方ですかね」
「この裾幅に対して、どのワタリが一番気持ちよくみえるかってことかな」
右田さん「いま36.5センチ? じゃ5センチずつ2つあげよう。ベルトループも拡げるんですよね?」
CC「それ、パンツとして成立してます????」
「おれ、一生やってますよね? 大丈夫ですか、これ??」
右田さん「できたときに誰か泣くかもしれませんね」
「売れなかった時に泣くかもしれませんね(笑)。でも僕、これそんなに売れると思ってないから」
右田さん「残ったらここで手売りしましょう」
「はい、僕が実際に、訪問販売までして(笑)」
「もっと田舎っぽさが欲しいんだよな」
CC「田舎っぽさ? またどういう意味? ファッションやってるに続き」
「いや、これまじでファッションやってるんすよね、そこからぬけだせないのかな(笑)」
CC「わかんねーっつの」
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