「KGチャレンジ」開催記念『京極琉インタビュー』フルバージョン!!
CHOKiCHOKi本誌で発表された、京極琉さんのフォトコンテスト『KGチャレンジ』の開催。この開催に際し、京極さんがこのコンテストを企画するに至ったきっかけや想い、また美容師にとってのコンテストの重要性を語ってもらった。CHOKiCHOKi WEBではそのフルバージョンをお届けします!
KYOGOKU PROFESSIONAL×CHOKiCHOKiコラボフォトコンテスト
→→『KGチャレンジ』応募要項はこちら
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−今回のフォトコンテスト『KGチャレンジ』を開催するきっかけは?
京極「光栄なことに新しいカルチャーを作れること。時代を作ったチョキチョキと共に、日本の美容業界に火をつけられるようなコンテストをやりたかったんです。このご縁に感謝しています」
―なぜCHOKiCHOKiだったんですか?
京極「美容師はお客さんを綺麗にする側なのですが、CHOKiCHOKiは美容師側にフォーカスを当てることによって、かっこいい、おしゃれとか美容師の価値が上がる美容師像を作っていました。さらに人間性まで美容師の個性にスポットを当てている世界観に惹かれていて。美容師を目指すきっかけになった人も多い雑誌だからこそ、今回京極は新しいものを作る側として、今まで時代を作ったCHOKiCHOKiと新しいカルチャーを作り出したいと思ったのです」
―どうなるか楽しみですよね。
京極「楽しみですよ。今までウチが打ち出しているのはラグジュアリーな高級感のある世界観で、いわば世界カルチャーですが、CHOKiCHOKiの世界観は、まさに原宿系の、いわば日本カルチャーです。それが融合すればすごいことできそうだなと思います」
―そもそもコンテストとは美容師にとってどんな意味があると思いますか?
京極「コンテストこそ美容師のやりがいだと思っています。コンテストが美容師の人生に深みを持たせてくれているとも思っています。サロンワークが忙しいと、挑戦したりとか、なりたい自分になれないけど、コンペティションがあることによって職人としてのチャレンジ、自分自身の成長を味わえるようなきっかけとなります。そうすると人間性も強くなる、さらにお客様にもこの人はプロフェッショナルだと思ってもらえるきっかけになる。それがコンテストだと思います」
―そう思うのはご自身の経験からですか?
京極「そうです。自分が美容学生時代からチャレンジをし続けてきたんです。やらない人からするとなんの意味があるんだよということになりますが、でもそういう人は徐々に時代に淘汰されていくと思います」
−言い切りますね。
京極「はい。美容師は目の前のことを見ていると思うんです。目の前のお客様を担当する。でもそれだけだと職人として、技術者として進化していかない。それは成長していないということです。それでは、いつかはその時のトレンドにも追いついていけなくなるだろうし、どんどん淘汰されるはずです。僕はチャレンジしている人は、ポジティブなエレルギーが出ていると思うし、チャレンジしているからこそ見える景色があると思います。コンテストにノータッチの人とは美容師としての深さが違うと思います」
―ご自身のコンテストエピソードはありますか?
京極「僕は100回以上コンテストに出ています。その中でも印象に残っているのは、ロンドンで2度、世界大会に出たこと。一回めに出場した2017年は世界2位で。それでも日本から世界に出た人は初めてだったんです。実際のところ、コンテストはロンドンでやるから準備もコストもかかります。コストがかかる割にはそれに見合う売上だったり見返りがないから、多くの美容師はあきらめちゃうんです。ただ僕は一度しかない人生だから、やりたいことをいっぱいやって、そうしたら必ずなりたい自分になれるという信条がある。世界2位になったから、次は世界一になると決めて連続で出ました。そして次の2018年、世界一になりました。このとき僕は確信しました。アジアの美容師が世界のステージで優勝をとった、美容師というのは人種や国境に関係なく、しっかりと技術、しっかりと目の前の人をよりかっこよく、より美しくできれば、どこにいても通用する最高の職業だと」
−景色は変わりましたか?
京極「違いますね。自分自身の人間性、人間としての魅力はレベルアップしている気がします。それとハートや感性も違うと思います。それはずっとサロンワークしかやっていない美容師だと、感じることはできないと思います。もちろんアットホームなサロンでやりたい美容師さんを否定はしているわけではありません。ただ僕はどっちかというと世界で活躍したいというタイプで、それによって美容師の可能性とか価値を引き上げていきたい。いろんな景色を見て、いろんな経験をしたほうが人生は豊かになると思いますし。いろんな思い出になるから」
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