ハートに火をつけて【すでに一つのファッションカテゴリー『彼岸』のストーリーを追った/前編】
■【彼岸前夜】りいち編
―ではりいちさんのキャリアをお願いしたいんですけど、出身はどちらですか?
りいち「大阪です」
―いくつぐらいまで大阪にいたんですか?
りいち「25歳までですね」
りいち(27)163cm @r924r
―それまで何をしてたんですか?
りいち「大阪で大学を卒業して、新卒で3年間 アパレルの仕事をして、25歳になったタイミングあたりで龍之介に誘ってもらって上京しました。大学の選考は社会福祉士の臨床福祉学科っていう、 児童の心理とか、そういう児童養護施設の職員になるための学科でした」
ジャケット/charles jeffrey loverboy。高円寺の『彼岸』で15万円
―アパレル職にはつきたかったんですか?
りいち「もともと高校生の頃からずっと服は好きだったので。大阪のアメ村がすごく好きで、 ずっと通っていたし、20歳の頃から知り合いづてに古着屋でアルバイトをさせてもらったりとかしていました。その道に進む気はなかったんですけど、大学の専攻だった福祉系の仕事では未来が描けなくて、じゃあ何しようと思った時にアパレルに行こうと方向を変えました」
シャツ/vintage。高円寺の『彼岸』で2万5000円
―服が好きなったきっかけは?
りいち「高校3年生の時に2個上の先輩にアメ村の古着屋さんに連れてっいってもらったんです。そこの古着屋さんがすごくいいところで、なんか勝手にもう、なんなら僕の方が常連になってるみたいにずっと通い詰めていました」
―新卒で入った3年間のアパレルではどんな仕事だったんですか。
りいち「リユース業界のアパレル事業の方です。正社員として入社して」
パンツ/古着。Jeanpaulgaultier。福岡の『縁』で2万5000円 、スカート/vintage。高円寺の『彼岸』で2万5000円
―それがなぜ東京に?
りいち「それはもう完全に、このお店を始めるためにです」
―え? お二人はどういう出会いなんですか?
大崎「共通の友人を通じて仲良くなった感じです。僕の高校の同級生がいて、その子が大阪に進学して、りいちと出会って仲良くなったんです。その彼は東京に就職したんですが、僕が上京した時に彼のところに住まわしてもらっていて。で、そこにりいちが遊びに来て、初めて会ってけっこう意気投合したんです」
シューズ/dries van noten。プレゼント
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