【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/STRAMA
■技術がうまくなることだけが大事なのではなく、その本質が大事
―スタッフ育成において力を入れていることはどんなことですか?
T「全てにおいてです。技術でだけではないし、接客だけでもない。その人自身が成長する教育ということを念頭においています」
―どんな考え方なんでしょう?
T「技術を教える中に、感覚、見る視点、なにかを人にするときの気持ち……技術というものは、ただの作業ではなくて、人の思いが入ります。自分たちは職人仕事の側面も多いので、あなた自身の考えと、その人に対する何かが技術に入ってないと、シャンプーひとつとっても気持ちよくないよね?って。どうすればそういう答えを出せるの?っていうことを、施術の中に含めて言っていきます」
―具体的にはどんなことを言います?
H「例えばシャンプーレッスンをするときに、ウチのシャンプーチェックだと、ご案内からスタートして、お声がけ、表情、細かい気遣いなどを見ます。シャンプーがうまくなることだけが大事ということではなくて、その本質としてなにが大事なのかみたいなことを指導します」
鈴木健太さん(日本美容専門学校)@kentag9
T「何が大事かということは、先に述べたSTRAMAの考え方が原点にあってやり方だけではなく在り方を大前提に考えさせるようにしています。そのシャンプーの話でも、ご案内するときに、椅子はどっちに回すのか、隣にお客様がいたらどうするのか、すそをちょっと上げてあげると歩き出しやすいとか、そういう気遣いと判断を考えられるようにする。そういう視点を持って見るんだというような指導をします。それはマニュアルではなくて、実際の目で見て考えてその状況に合わせられる人になってほしいから。それができるようになるとマニュアル的な作業にはならず、基準を満たした技術とそのスタッフの的をついた思いや考えが詰まった技術に変わっていくんです」
八幡桃菜さん(山野美容専門学校)@momo__j6
この記事へのコメントはありません。