【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/SHACHU
■一人一人のなにがやりたい? どうなりたい?を叶える
―2023年は何名採用しましたか?
みやち「新卒4名、中途で2名採用しました。計6名です」
―応募は都内近郊から?
みやち「都内からもたくさん応募ありますが、大阪・名古屋がめちゃくちゃ多いです。ウチって雰囲気いいから、お客さんとして来店すると、ここ受けたいってなるみたいで」
―それはなぜでしょうか?
みやち「若いスタッフが楽しそうに働いているからですね。さっきいったATSUYAとか、まだ24歳くらいですが、お客さんにすれば自分とそんなに歳が変わらない美容師が同時に3人施術していて、ニコニコしながら楽しそうにやっているわけですよ。さらにメインアシスタントが2〜3コ下で、イチャイチャしながら漫才みたいな接客しているわけで、そういう雰囲気に魅了されちゃうという(笑)」
―ムードがいいんですね?
みやち「そうです。コロナの後からめちゃくちゃ力を入れてました。みんながやりたい店を作ると」
―今日のパワーワードですね。
みやち「なにがやりたい? どうなっていきたい? って聞いて。有名になりたいって人には、それにつながる仕事が月一度でもできたりすると、美容人生が潤うじゃないですか。お金は売り上げが上がったら潤うけど、それよりロマンとして、美容師という職種を選んでよかったって思えるような生活をみんながしているので、それが溢れ出ているんだと思います。それと、ちょっと落ち込んでいる子がいたりした時には、近いスタッフたちでフォローしあっています。僕の出る幕がない(笑)」
―書類選考を通過すると次は面接?
みやち「一次面接は4〜5人の集団面接です。今年は、2フロアに分かれて若手も面接するという2段階になっています。みんなの希望や意見をきいて、上層部で決める感じです」
―2段階は特徴がありますね。
みやち「今年はそうしてみようかなと。スタッフみんな興味があるから来た方がいいじゃないですか、お店のことだし。来年の仲間を選ぶという、そんな大事な面接に参加したいと言いますし。僕だけで決めたら僕だけが育てるわけじゃないし、みんなで決めるべきだし。以前ありましたが、僕だけの推しがいるとするじゃないですか、でもダメだったりするんです。説得されるんですよ、みんなに。みやちさん、ないでしょって(笑)。でも、僕はそんな店にしたかったので、それでよかったと思います」
―応募される方を見ていて気がつくことはありますか?
みやち「コロナを過ぎて、去年くらいから前のめりの子が多いです。美容熱もおそらく高いです。いろんなサロンの話は聞くんですが、サラリーマンOL気質が増えたとか、叱るとすぐやめるとか。ウチは全然違いますね。練習量も多いのに」
―面接の時にはどんなところを見ていますか?
みやち「みんな緊張してガチガチでくるのはわかるので、その子をなだめて。その子の本当の笑顔とか、その子の本音を聞きたいです。「私は貴社にとって〜」という定型文のコピペみたいなのじゃなく、オリジナリティのある言葉をひきだすというか、べつに「俺」っていったっていいし、「SHACHUさん」とかいらないし、本当に親しみやすく話してほしいなというテンションで、MCみたいな感じですよ。短所があっていいし、怠け癖があっていいし、ちょっとはみだしているくらいのほうが入って来た時に教育しやすいという考えです」
―二次試験は?
みやち「面接です。20~30人になるのかな。人間性プラス特殊能力とか、じっくり聞きます。その子のバックボーンや、英語ができるとか絵が描けるとか」
―最後は?
みやち「サロンワークを現場で。半日くらいで。受かった子が「手応えなかったんですけど、なんで受かったんですか」とか聞かれるんですが、サロンワークで滑り散らかしたとしてもそれはそれでいいんです。誠実に頑張れる子だと思えれば。嘘つかないのはわかるし」
(インタビューの最後にたまたま通りがかったスタッフに)
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