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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/CIECA.

■人に喜んでもらうために演じることができることが大事

―CIECA.のスタッフになるのに必要なことってなんですか? 
野口「やっぱり愛嬌のよさとか。笑顔が出せるとか。それはすごく大事だなと思います。それと仕事なので、僕はある程度仮面をかぶっていても大丈夫だと思っているんですよ。自分のありのままを出すんじゃなく、演じればいいと思っているので。それができる人か……なんというか、人に喜んでもらうために。例えばプレゼントあげる時にサプライズをしてあげたいと思える人かどうかみたいな感じです。人の喜ぶ顔が見たいから、やるじゃないですか。そういう部分を持っているかどうかは、ウチにとってはすごく大事ですね」
―なんのために演じるかってことですよね。
野口「ウチは入社式の日に、一発芸とかやらせるんです。メーカーさんとかの前で。そこで仕事を取ってこいとか言って。とりあえずやらせるんですよね。そういう場面で面白いことというか、なにかできる人。何もできなくても、なにかをやろうとする人は、僕はすごく評価するんです。結局お客様と喋って、楽しくない話をされても嫌じゃないですか。だからそういう機転とか、ユニークさを出せる能力って、僕はかなり重要だなと思っています。採用面接でも面白いこと言わせたりしますよ」
―その採用試験の話ですが、まずは書類ですよね。どんなところを見ていますか?
野口「基本的に、一発目に見るのはウチに来たことがあるか。来たことがない人はダメです」

CIECA.(2018〜)

―そして二次審査が面接。
野口「集団面接で3人ずつです。スタイリストは4人か5人で見ます。それを通過するとサロンワークですね」
―さっき言っていた面白いこと聞くというのは、例えば?
野口「僕にあだ名付けてくれとか」
―また突飛な!
野口「色々聞きますよ。その時の気分で」

CIECA. SHIBUYA(2023〜)

―それはどんな目的ですか?
野口「自分の……なんて言ったらいいんですかね……バカをさらけ出せるかどうかみたいな。そう、演じることができるかですね。あとは瞬発力のあるユーモアがあるかどうか。例えばあだ名つけてみてって言った時にワンちゃんとか言ったらと、寒いじゃないですか。そこでひねりのきいたことを言ったら、この人は人を楽しませようとする、って思いますし。けっこう厳しいと思いますよ、これに関しては。僕がそれでずっと仕事を取ってきていたので。たぶん業界では有名だと思いますよ。要はそういう自分を演じることができる人がいいです」
―ほかのスタッフの方もそんな質問するんですか?
野口「質問は僕しかしません。周りは見ているだけです。スタッフはどういう感じかをずっと見てます。この子はこういう時に表情がよかったとか、色々ありますよ。でも一番重視するのはサロンワークです」

―何をチェックするんですか?
野口「そこに立って、フィットしているかどうかってあるじゃないですか。あと、スタッフとコミュニケーションがとれるかとか。スタッフが呼びかけた時に笑顔ではいって言えるか、一日一緒にいると絶対わかるので。結局指導するのが2年目とか3年目の人になるので、彼らが見て一緒に働けると思わない限り、僕が独断で決めるのは違うと思うので」
―スタッフの中で意見がわれたりは?
野口「それが、われないんですよ。だいたいみんな一致します」
―今回の一次募集でサロンワークまでいった人は何人いました?
野口「5人です。5人のうち3人が合格でした」

―私はどうしても入りたいって、二次募集にも応募が来たらどうするんですか?
野口「お断りします。一回落ちた人は、その時間使うんだったら、ほかのところにいった方がいいと思うよって言ってあげますね。頑張ってもウチは難しいという判断になったからと」

 

■20年、30年と長くサロンを続けていくために

―その意見はこれまでの取材で初ですよ。
野口「そうですか? でもこれは優しいと思いますよ。本当にその子にとって。今までも何回も来た子がいたんですが、やはりごめんねって言って。結局僕一人で決めたことじゃなくて、みんなで決めたことなので。今いるスタッフをすごく大事にしてるんですよ。彼らの判断を僕一人で覆すわけにはいかないっていうのもあるので」
―みんなの意見の方が大きいんですか?
野口「採用に関しては。他の決断に関しては結構トップダウン多いです。これをやるからこれをやってくれと」

―それはなぜですか?
野口「スピードが早いです。それと責任をとるのは僕しかいないので。基本的に責任を被るのは僕の仕事だと思っているから。集客のことだったり、お金をかけることだったりとか、そういうものに関しての決断は基本的に僕が独断で決めることが多いです」
―意見を集めてというサロンもあります。
野口「それは、僕はないんですよ。それをやると、言えば通るんだなって思うこともあるだろうし、そういう人が増えると会社は崩壊すると思っているんです。やっぱ会社のルールとか、トップの決めたことをやるという部下を育てないと、会社は長く続かないと思っています。そのための日頃のコミュニケーションがすごく大事だと思っています。やっぱり20年、30年と会社を続けていきたいと思っていますから。基本的にこれから取り組みとかシステムを変えるとか、そういうのもトップダウンですね」

―辞める人はなぜ辞めていきましたか?
野口「ほかのサロンに行きたいって言う人もたまにいますけど、それよりも美容師をやめたいが多いですね」
―止めますか?
野口「一旦はとめます。でも、もう辞めますって言われたら、しょうがないと思います。言われる前におかしいなって気づくこともあるので、話をするようにするんですけど……本当に難しいですね。結局、僕のやることは、ほかに行くよりCIECA.にいたほうがいいと思わせる会社を作るということになると思っています」

Official Site>>>CIECA.

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