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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロン求人ガイド/CIECA.

■どこに行っても恥ずかしくない美容師になるためのカリキュラム

―デビューまでは何年ですか?
野口「デビューまで2年のカリキュラムなんですが、3年くらいかかっていますね。長ければ長いほどいいというのは昔の考え方で、僕らも色々カリキュラムの、例えばカットだったらカットのベーシックを時代に合わせて変えていかないといけないので、その変えていく中で見直していった結果、2年に縮められたっていうのがあります。あとはスタイリストになってからの教育という形に少しずつ変えて、より実践型にしていけばデビューまでを短くできるし。そういうふうに切り替えた感じです」

―カリキュラムについて、なにか意図はありますか?
野口「やっぱり技術力は、お客様を納得させる部分の一つ武器になります。技術力がないと、いくら接客が良くても人間的に良くても、お客様はつかないですね。どこに行っても恥ずかしくない技術というのは、絶対つけさせたいと思っています。ウチはテスト項目が27項目あって、全部合格すればスタイリストになれるんですが、そのひとつひとつがかなり厳しいとは思います。よそのサロンだったら合格になるようなことも、ウチでは合格つけられないという。けっこう厳しさはあると思います」
―スタイリストになってからはどんな教育があるんですか?
野口「月一でスタイリストに一人ずつ、スタッフ向けに店内講習をやってもらいます。それでプレゼン能力を上げたり、そのために情報収集など勉強したり、周りが協力したり、そうした過程を含めてレベルアップを図っています。あとは幹部がカットをおしえたり」

担当/小俣ちひろさん/CIECA. SHIBUYA(CHOKiCHOKi2023Winterより)

―内容は美容技術に関してですか?
野口「美容技術に関してもありますし、SNSの投稿の仕方とか。こういうタグがいいとか。動画の作り方とか写真撮り方とかもやっています」
―デビューしたあと、スタイリストとして伸びていくポイントはありますか?
野口「そうですね……一つの区切りに売り上げ100万円があるとすると、そこまですぐにいけるかいけないかというところで言うと、一つは今だとSNSですかね。ちょっとバズったりすると、一気に100万円までいきます。だからSNSをがんばること。それと、やっぱりお客様を納得させる技術ですね。最初は技術力がそこまでなかったとしても、トークなどの接客術をがんばって、そのトークを納得させる技術がつけば100万円ぐらいまでいくかなという感じです。それ以上は、本当にクオリティの高いものが必要になってくると思います」

担当/國井彩友美さん/CIECA.(2023CHOKiCHOKi×ベルエポック美容専門学校コラボブック)

■特化型美容師になるのは反対

―その段階で、自分がやりたいこととか、得意なこととか特色を出していく?
野口「そうですね。でもなにかに特化するのは……基本的に僕は特化型美容師って絶対潰れるからやめろといつも言ってるんですよ。最初はいい、あと何年かはいいかもしれない。でも絶対続かなくなると。挑戦することはいいんだけど、特化型になるのはやめろと。この辺もよくスタイリストと話をしていますね」
―その根拠はなんですか?
野口「飽きられるってことです。絶対に。確実にそうだから。それに自分自身も飽きると思います。美容師って息が長く続くというか、ずっとやっていける職業なので。60歳になっても、お客様の髪の毛切ったりできて、僕的にはすごく魅力だと思っているので。60歳でハイトーンカラーをやるお客様っていないじゃないですか。途中で切り替えて、うまいことやれるんだったらいいですけど……やはり、いろんな技術をある程度できるほうが、僕はいいと思ってるんですよね」

―なるほど。
野口「例えば10人のうち2人がめっちゃいいっていうより、7人ぐらいがまあまあいいって言うんだったら、その7人のまあまあいいを選んだ方が続くよっていう考え方なので。この「なんかいいよね」っていうところを狙っているんです。CEICA.という名前も、なんかいいよねみたいな気分が共通しているところなんです。お客様の心の中にずっとどこかで引っかかっていて、そういえば前にCIECA.に行ってなんかよかったから行ってみようかなとか、ずっとどこかに残るという感じが僕の理想像です」

―スタッフにそういう話はしますか?
野口「よくしています。飲みに行った時でもそうですし、ミーティングとかの中でもそうですし。ただ、この考え方に共感できない人もいると思うんですよ。もっとカッコいいことやりたいとか思う人もいるかもしれないですし。でも僕は全然それでもよくて。僕がこれをずっと言い続けると、そういう考え方もあるよなって絶対思うと思うんですよ。これに関しては。
そういうトップとしての考え方とか雰囲気を漂わせていくことによって、安心感を与えるというか、常に心がけています。バーって売れたけど、急にだめになって、もう自分ダメなんだって時に救ってあげるような状況をつくっておくというか」

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