【美容師と服vol.14/松下栞奈さん(CANAAN)と『SLOW』】
SLOW
代官山駅から徒歩4分くらい。ネイビーの壁に白のストアサインがわかりやすい。お店に入ると洋服、小物があふれるように、ヴィンテージのキャビネットや調度品の中にもぎっしりならんでいる。「絶対なにか好きなものある!」という期待感でわくわく。スタッフの荒井美愉さんとクレハさんにお話をうかがいました。

◼️使い古されたモノ達は新しい視点により生まれ変わり再生されていく、その過程を楽しむ
―松下さんからもありましたが、いろんな商品がたくさんあって、滞在時間が長くなりそうなお店ですね。
荒井「そうですね。みなさん2周、3周していらっしゃいます」
―いろんなものがありますよね。奥にはチャイナ服あるし、こっちにはドレスがあるし、トラックウエアもあるし、デニムもあるし。小物の数にも驚きます。
荒井「そうですね。カジュアルウェアだけじゃなくて、ドレスもあるので、結婚式のウェディングポップ用にドレスを買われたりすることもあります。ジャンル問わずで、結構衣装っぽいものもあったりするので、衣装の貸し出しとかもしていますし」
―そんなお店は、どういったコンセプトでしょうか?
荒井「自分再発見!をテーマに、年代を問わずに様々なアイテムやデザインを品揃えしています。新たに自分の好きを掘り起こしていただきたいという思いで、スタッフ一同お店を運営しています。使い古されたモノ達は新しい視点により生まれ変わり再生されていく、その過程を楽しみ、共有共感できればと思っています」

―ぱっとお店に入って見ただけで、こだわりがあるのがわかります。
荒井「そうですね、品物に関しては着心地の良い素材とコンディションにこだわっています。上品で新品のお洋服とも合わせやすい、いい意味で古着っぽくない商品をそろえています。ここで古着を初めて買いましたというお客様もけっこういらっしゃいますよ」
―テイストというか、ジャンル的にはなんていえばいいですか?
荒井「ありません。素材の面白さとか、品質の高さを重視しているので、ジャンルはないんですよ。国や年代も問いません」
―というと、どこから買い付けをされているんですか?
荒井「さまざまな場所から買い付けています。古着に関してはオーナーが全て、セレクト品はスタッフが買い付けています。展示会などに行ったりして」

―古着だけじゃないんですね。セレクトと古着の割合ってどのくらいなんですか?
荒井「古着が8割くらいですね。セレクトはメガネとか靴とか。さらにオリジナルもあります。今は正面においてある顔のイラストが入ったTシャツは系列のメンズショップのオリジナルで、マネキンがつけている赤いベルトもオリジナルです。ほとんど古着のデザインをモチーフに作っています」







この記事へのコメントはありません。