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【美容師を目指す人に】CHOKiCHOKiおしゃれサロンガイド/MINX

■「人を育てるサロン」を掲げる教育システムとは?

(上)2024年度会社説明会

―会社説明会が満員でした。
土屋「会場のキャパシティが300名なので、300名の方にお越しいただきました。2年前までは原宿の違うホールを借りていて、そこには500名くらいの方に来ていただけていました」
―なぜそんなに集まると思いますか?
土屋「ありがたいですね。僕としても会社説明会に来てくれてありがとうですし、面接に来てくれたら全員受からせてあげたい気持ちで……ミンクスの何が良くて来てくれたのかこちらから聞きたいくらいでして」
―どう分析されていますか?
土屋「僕の肌感覚ですと、教育ですね。技術については、比較的初歩のベーシックなところから段階を踏んでいくような、ステップアップシステムを採用していますが、それが良かったという声は耳にします。段階的に学ぶと理解しやすいんです。
 一方で、これは否定ではないのですが、今まさに流行っているスタイルだけを教えるサロンさんもあると聞きます。これだけだけできればデビューできるよ、と。デビュー短縮に繋がるのはいいと思うんですが、それだと幅広いお客様のご要望に対応するのが難しいと思っています。段階的にマスターすることによって、ある程度幅の広いお客様に対応できるようになります。それがミンクスの基礎的なところだと思います。
 さらにアシスタント期間が終わっても、スタイリスト向けの勉強会もあります。そのような上へと登る階段が見えるので、上がっていく自分がイメージしやすいんだと思います」
―デビューまで3年というのは、それだけの時間は必要だということですよね。
土屋「カットに必要な技術をマスターし、どんなスタイルでも切れるという自信を持ってデビューするためには最低でも3年は必要だと考えています」

―会社説明会では「人を育てるサロン」という岡村社長の言葉がありました。
土屋「根底にあるのが、岡村がよく口にする「その子が万が一ミンクスを辞めたとしても、美容師として食っていけるような人間にしてあげたい」ということです。例えば地元に戻って実家の美容室を引き継ぐといった場合に、ミンクスで培った技術で、その地元の人を綺麗にしてあげてほしいというのが、教育の根底にある思いです」
―ベーシックが終わって、自分はここで勝負したいということがあったときに伸ばせるものですか?
土屋「もちろんです。例えば、以前在籍していた安田(セカンドブランド MINX the pass代表)がまさにそうでした。それまではベーシックで学ぶメンズスタイルは形通りだったんですが、彼はメンズのスタイルに自分の中で可能性を感じたようで、まずは自分で技術を磨いていきました。
 やっぱりやりたいことをやらせてあげたいというのがあるんです。「メンズやったって売れないよ」と閉ざしてしまったらそこで終わりですから。安田の場合は、当時の上司だった歳島が「面白いじゃん、ぜひやってみなよ」と後押ししました。そして彼はMINX一のメンズ集客に成功し、業界誌で連載を持ったり、カミカリスマのメンズ部門を受賞するまでになりました。
 すると今度は彼に社内レッスンをやってもらおうという流れになります。それを学んだ後輩たちが、さらに自分なりに工夫をしていく。そのおかげでミンクスの中でもメンズやりたいという人が増えてきたり、いい循環が生まれます。ミンクス社内で文化が生まれていくんです」

左から担当者/和田流星さん(MINX aoyamaトップデザイナー)、花岡瑠斗さん(MINX shibuya smart salon店長)<「CHOKiCHOKi2023Winter」、「2022CHOKiCHOKi×ベルエポック美容専門学校」コラボブックより>

■外で勉強したり、他のサロンの技術を学ぶこともある

―自分はバチバチの派手なカラーがやりたいとか。
土屋「もちろんあります。そういった技術に対しては、もちろんミンクス内部で教える技術というのがあるんですが、外部から学ぶものもたくさんあると思うので、場合によってはメーカーさんの講習会に会社が費用を出して参加させたりします。そこで得たものを社内レッスンでフィードバックしてもらったり。他のサロンの美容師さんがやっていらっしゃる技術をSNSなどで学んだり、直接聞いてみたり」

―他のサロンはライバルですよね?
土屋「ライバルだけど戦友だと思っています。僕の中では他の美容室だからとか、ミンクスの技術だからとか分けて考えているのではなくて、いいなあと思うものは自分でも学びたいですし、知りたいと言われたらいくらでもお教えしたいですし。
 あらためて思うのですが、美容業界って自分達が培ってきた技術を教え合うじゃないですか。それが素晴らしいと思うんです。僕も地方に行ってレクチャーしますが、すると参加した美容師さんは、その技術を使って地元のお客様を綺麗にしてくださる。そういったことを繰り返していくと、いろんなエリアの女性が綺麗になるということに間接的に関われるというのが嬉しいんですよね」

 

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