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【美容師と服vol.24/Fumiyaさん(OLTA)と世田谷の『yauran』】

yauran


◼️情報で洋服を見るんじゃなくて、先入観や偏見をもたずにいいと思う洋服を見てほしい

―得意なジャンルっていうのかな、YouTubeではテーラードが好きと拝見しましたが。
稲葉「そうですね。テーラードはかなり好きで、お店でも一年中置くようにしています。僕の中でメンズファッションの花形って、テーラードなんです。特に新品のものよりも60年代以前の生地の方が圧倒的にいいので、それでヴィンテージのテーラードは絶対置くようにしています。それこそさっき話した、なにかベースがあるところからはみだす、フォーマルから何かを崩すというところがすごい好きだったりするので、テーラードは自分のベースでもあるし、置いていますね」
―どうやって着崩すんですか?
稲葉「僕は自分がすごく好きで秋口ぐらいになると絶対やるのは、テーラードの下にヴィンテージのスウェットなどを着るようなコーデをします。そういうカジュアルなファッションの一部として着るテーラードというのをお店で提案してますね」

@_yauran_

―インスタで見るコーデは、ここにしかないだろうなっていうふうに見えますよね。
稲葉「あー、嬉しいですね」
Fumiya「見えます(力強く)」
稲葉「多分メンズフォーマルを軸にしながらやっているお店は、結構少ないかなと自分でも思います」
―オールメンズですか?
稲葉「基本メンズですが、スウェットやニットとかも、僕自身が結構タイトに着ることも好きなので、小さいサイズもよく買うんです。それがメンズの小さいサイズの洋服を着たい女性から指示されることもあります」
―稲葉さんが他のメディアでお話をされていた「タグを見るんじゃなくて、いいと思ったものを買ってほしい。情報で洋服を買わないでほしい」というのも、服に対する姿勢が表れている気がします。
稲葉「今はSNSが普及して、古着においても情報ってかなり出回っていますよね。ウチも入荷した商品をSNSにあげますが「それを見ただけで、見た気にならないでほしい」という気持ちがかなり強いんです。載せているのは僕がお店で紹介する5%ぐらいのものしか載せたりしないから」

 

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